1: 名無しさん 2016/04/24(日) 19:12:30.87 ID:T0n/OTJ+0
初ssです。拙い文章ですが、よろしくおねがいします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461492750

引用元: ・【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】

2: 名無しさん 2016/04/24(日) 19:13:30.38 ID:T0n/OTJ+0
智花「お弁当、作ったんです!今回は自信作ですよ!」

智花「え、前もそういってなかったか、ですか?こ、今回は大丈夫です!」

智花「ちゃんと味見もしましたから!ほら、ピンピンしてます!」

智花「ちゃんと上達してるって、夏海ちゃんの太鼓判もあったんですよ?」

智花「さらに胡散臭い・・・ですか?もう!そういうのは食べてから判断してください!」

智花「じゃあ、行きましょうか。・・・邪魔が入ると、嫌ですから」

3: 名無しさん 2016/04/24(日) 19:14:29.99 ID:T0n/OTJ+0
智花「じゃーん!今日はハンバーグを作ってみたんです!どうですか?」

智花「もう、顔が引きつってますよ!私だって、そういうのはわかるんですからね?」

智花「ほら、口を開けてください。時にはあきらめも必要ですよ」

智花「はい、あーん・・・どうですか?」

智花「ふふっ、ありがとうございます。その言葉が聞けて何よりです」

智花「急がなくてもご飯は逃げませんよ。はい、あーん」

4: 名無しさん 2016/04/24(日) 19:16:23.39 ID:T0n/OTJ+0
智花「ハンバーグばかりもなんですし、おにぎりもどうぞ」

智花「はい、あーん・・・さすがに恥ずかしい、ですか?いいじゃないですか。ふたりきりなんですし、ね?」

智花「風紀委員もみていませんよ。だから、捕まったりはしません」

智花「ほら、口を開けてください。はい、あーん」

バタン

智花「転校生さん?・・・もう、また倒れちゃいましたね」

智花「・・・ちゃんと味見はしましたよ」

智花「食べた明鈴ちゃんは笑顔で眠っちゃいました」

智花「ここは、普段は風紀委員も見回りが少ない場所なんです」

智花「風紀委員どころか、通行人もいませんけどね」

智花「倒れちゃった転校生さんを一人で運ぶのは無理ですから、ここで介抱しますね」

智花「大丈夫です。全部私に任せてください。ずっとずっと、私がお世話してあげますからね」

智花「だからゆっくり、眠っていてください。・・・その間に、全部終わらせますから」

5: 名無しさん 2016/04/24(日) 19:18:19.69 ID:T0n/OTJ+0
~風紀委員室~

怜「・・・智花は今、別室にいる。転校生の、その、ズボンを脱がそうとしていたところを、だな、楠木が見つけたらしい。すぐに通報が入ったよ」

怜「しばらく智花はお前との接触が禁止されるだろう」

梓「いや~、先輩も難儀でしたね~。・・・もしかして、ちょっと残念だったりしま・・・冗談ですよ?だからそんなに睨まないでください、氷川先輩」

紗妃「・・・とにかく!今回のことはあなたにも責任があります!あんな人通りが少ないところで異性と二人きりになるだなんて、言語道断です!ちゃんと反省文、書いてもらいますからね」

怜「いや、今回は見逃してやったほうがいいんじゃないか?」

梓「そうッスよ。ほら、先輩も傷心でしょうし、ね?」

紗妃「ですが・・・いえ、配慮が足りませんでしたね。とにかく!これに懲りたら少しは自粛してくださいね」

怜(しかし、楠木はなんであんな人通りが少ないところまでわざわざ・・・いや、偶然か)

イヴ「・・・委員長から連絡が来ました。南さんは1週間の懲罰房行きに加えて、2ヶ月間の接触禁止が言い渡されました」

紗妃「楠木さんも心配していましたし、あとで連絡してあげてください。・・・なんですかその顔は。わたしにだって人の心はありますからね?」

紗妃(さすがに楠木さんは大丈夫でしょうし)

梓「あ、お帰りになるなら自分が送っていきますよ。護衛もかねて」

6: 名無しさん 2016/04/24(日) 19:19:33.48 ID:T0n/OTJ+0
~寮~

ありす「・・・ぁの・・・?」

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「おーい転校生ー?ありすがかぁいいのはわかるが・・・」

ナデナデ

ありす「ぁぅぅ・・・」

転校生「ありすは癒されるなぁ・・・」

クレプリ「あんまりやりすぎんなよー?」

転校生「ありすのおかげで助かったし、ありすが癒してくれるし、ありすはかわいいし、ありすは本当に天使だなぁ」

クレプリ「その辺にしてやってくれ。ありすの頭がオーバーヒートしちゃってるさね」

転校生「ありす、いやだった?」

ありす「ぇと・・・その・・・ゃ、やじゃ・・・なぃれす・・・」

転校生「じゃあ続行~」

クレプリ「・・・まあ、ありすがいいならそれでいいさね」

ありす「~♪」

ふたりは幸せな時間を過ごして終了

7: 名無しさん 2016/04/24(日) 19:22:29.38 ID:T0n/OTJ+0
以上です。あれ?思ったより短い・・・

文量がどんな感じになるのか慣れていないと、ものすごく短くなりますね。

それでは

8: 名無しさん 2016/04/24(日) 21:00:08.95 ID:T0n/OTJ+0
これだけで終わらせるのもなんだし、このスレ使って続きを書くことにします

以上ですとかいておいてあれですが

10: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:07:41.27 ID:meLGtUp60
桃世もも「先輩!」

11: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:08:41.80 ID:meLGtUp60
もも「こんど、うちのお店でフェアをやるんです!よかったら、食べに来てくれませんか?」

もも「はい!あのファミレスですっ!えっと、日にちは・・・この日ですね」

もも「空いてるんですか?でしたらぜひ!あ、えと、もちろんその気がなければいいんですけど・・・」

もも「来てくれるんですか!?やった!」

もも「わたし、いっぱいサービスしちゃいますね!」

12: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:09:44.20 ID:meLGtUp60
~ファミレス~

もも「いらっしゃいませー・・・あ、先輩!来てくれたんですね!どうぞどうぞ、こちらの席へ!」

もも「え、自分にこんなにかかりきりで大丈夫なのかって?」

もも「先輩がよく来てくれるから、ほかの店員たちも応援してくれてるんです!な、なにを、ですか!?そ、その・・・」

もも「と、とにかく、今日はゆっくりしていってください!メニューが決まりましたら、こちらのボタンを押してくださいね」

もも「ちょ、直接呼ぶのは・・・その・・・ダメとは言いませんが・・・」

もも「・・・先輩、顔がにやけてます。もう、からかいましたね!」

もも「女の子をそんなふうにからかっちゃだめですよ!」

<モモセサーン

もも「あ、えと、それじゃあ、呼ばれたんで一度戻りますね!ごゆっくりどうぞ!」

13: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:11:50.23 ID:meLGtUp60
もも「お・・・おまたせました・・・前と・・・同じく、もも特製・・・すぺしゃ・・・るピーチ・・・ぱふぇ・・・で・・・うわぁ!」

ガシャーン

もも「せ、先輩!大丈夫ですか!?ああ・・・先輩の顔がクリームまみれに・・・ふ、拭くものもってきますね!」

もも「ほんとうにごめんなさい、先輩・・・ちょっと盛りすぎちゃいました・・・」

もも「はい、前回の1.5倍のボリュームです・・・」

もも「あの、おわびのコーヒーもってきてもらいますね・・・それじゃあ、わたしは裏にもどります・・・はぁ」

もも「い、いえ!先輩のせいじゃないです!パフェ自体はちゃんと裏メニューにしてもらってますし!あ、これ言っちゃだめなやつでしたっけ」

もも「その、こんどまた、お詫びさせてください。こういうのはきちんとしておきたいですから」

14: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:12:58.52 ID:meLGtUp60
<テンコウセイクン、メールダニャン♪・・・コレデヨカッタノ?

「From もも
 件名 先輩へ ファミレスでの件についてのおわび
 本文 えっと、先輩、この前はすみませんでした。あの後店長にも怒られて、
    きちんとお詫びするように言われました。
    それでなんですが、店長からお詫び用にっていいお菓子を教えてもら
ったんです。
    おもてなしの準備もしているので、私の部屋に来てくれませんか?
    お茶も野薔薇さんにわけてもらったので、おいしいのを淹れますよ。
    お返事お待ちしています。                   」

15: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:16:06.93 ID:meLGtUp60
~寮~

もも「先輩!お待ちしてました!こちらにどうぞ!・・・えへへ、なんか、部屋に先輩を呼ぶのってドキドキします」

もも「あのぬいぐるみですか?ありすちゃんが作ってくれたんです!ありすちゃん、とってもいい子ですよね!」

もも「この格好ですか?見ての通り、メイド服ですよ!今日は先輩にいっぱいご奉仕しますからね!先輩の専属メイド、桃世ももです!」

もも「えっと、これがメールで言ってたお菓子です。え?確かにいいお値段はしましたけど・・・それでも、お詫びのためですから!」

もも「え、私も食べていいんですか?でも・・・先輩が、そこまでいうなら・・・んっ、おいしいですね!さすが店長です!」

もも「あ、お茶淹れますね。アイスティーでいいですか?」

サッー

もも「どうぞ、野薔薇さんにもらった特製ローズヒップティーです。淹れ方もきっちり指導してもらいました!」

もも「今日は暑いですし、どうぞ!ぐいっと!」

もも「どう、ですか?よかった~。えへへ、おいしいって言ってもらえるとうれしいですね」

もも「先輩、何かしてほしいこととかありませんか?なんでもしちゃいますよ!」

もも「え、えっちなことはだめです!で、でも、先輩がどうしてもっていうなら・・・冗談、でしたか」

もも「・・・先輩、女の子にそういうこと言っちゃだめですよ?私だけですからね?それが冗談で済むのは」

もも「氷川先輩とかにやったら即刻風紀委員室ですよ!え、ま、まさか、やったんですか!?・・・ですよね、やってませんよね。・・・ヨカッタ」

16: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:17:38.63 ID:meLGtUp60
もも「えへへ、私の肩もみどうでした?結構自信あるんですよ」

もも「気持ちよくて眠くなっちゃいました?あ、じゃあ膝枕してあげますね!」

もも「どうぞ、遠慮せずに!・・・こういうの、あこがれてたんです。お願いします、先輩!膝枕させてください!」

もも「オッケーですか?ではどうぞ!」

もも「・・・先輩、髪の毛サラサラですね。女の子みたい・・・ちょっとかわいいです」

もも「はい、ゆっくり、お休みしてくださいね・・・」

もも「・・・」

もも「先輩、眠っちゃいました?」

もも「ちゃんと眠ってますね?寝たふりして驚かそうとかしてないですね?」

もも「・・・そっか、ねむっちゃいましたか」

もも「ももは、今あなたのメイドですから。しっかりご奉仕させていただきますよ」

もも「ベッドまで、運んで・・・結構おもいなあ・・・体も意外とがっしりしてる・・・よし、桃世もも、がんばりますね」

17: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:18:17.39 ID:meLGtUp60

もも「先輩のお世話」

18: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:19:31.41 ID:meLGtUp60
~風紀委員室~

紗妃「桃世さんはいま取り調べを受けています。あなたを発見したのは楠木さんです。ちょうど、新しいぬいぐるみを届けに来たところだったそうですよ」

怜「智花に続き桃世までもか・・・」

梓「いや~すみませんね、自分が見張っておきたかったんですけど、いろいろと用事が立て込んでましてですね・・・先輩、本当に大丈夫ですか?」

風子「アンタさん、ちょーっとばかし警戒心が薄いんじゃねーですかね?まあ、過ぎてしまったことはしょーがねーですし、以後気を付けてくだせー」

イヴ「・・・連絡が来ました。桃世さんの部屋に粉末状の睡眠薬があったそうです。本人もそれを認めています」

梓「まあ、先輩の身体検査でほとんど明らかにはなっていましたけど・・・どうやって手に入れたんッスかね?」

怜「桃世は購買部で働いているから、その伝手で手に入れていても何らおかしくはないな」

イヴ「続けますね。入手経路は言われた通り購買部で。かなり強力な遅効性のものを仕入れていたみたいです」

風子「わかりました。桃世は1週間懲罰房行き、それと3かヶ月の接触禁止に加え、購買部の出入りもしばらく禁止にしましょー」

紗妃「はぁ、私は転校生さんを送っていきます。道中、きっちりお話しさせていただきますからね!」

19: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:21:27.61 ID:meLGtUp60
~寮~

ありす「~♪」

クレイジープリンセス(以後クレプリ)「転校生。ふと気になったんだが、お前さん、妹でもいたのかね?なれた手つきで髪を梳いてるもんだから、そのへんきになるんさね」

ありす「ど・・・どぅ・・・なんですか・・・?」

転校生「公式に発表されてないので不明だね」

ありす「こう・・・しき?」

クレプリ「オレっちたちにはよくわからない世界さね」

転校生「まあ、望とかさらとかのはたまにやるかな。あとはミナとか学園長とか」

ありす「・・・むぅ」

クレプリ「あんまり女の子の前でほかの女の名前を出さないほうがいいさね。ありすがむっとしちゃったさね」

転校生「いやだった?」

ありす「ぁんまり・・・ほかのひとの・・・はなしは・・・ゃ、やです・・・・」

転校生「・・・やばい、キュンときた。いまハートにストライクした」

クレプリ「ヤキモチ妬くありすもかぁいいだろ?」

ありす「・・・もぅ・・・めっ」

クレプリ「おうふ」

転校生「あーもう!ありすはかわいいなぁ!かわいいなぁ!」

ナデナデ

ありす「~♪」

クレプリ(せっかく梳いてもらった髪が・・・まぁ、また梳いてもらえば問題ないさね)

ふたりは幸せな時間を過ごして終了

21: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:37:55.48 ID:meLGtUp60
no title


智花

22: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:42:49.83 ID:meLGtUp60
風紀委員のみなさん

no title

神凪怜

no title

服部梓

no title

氷川紗妃

no title

冬樹イヴ

no title

水無月風子

23: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:44:28.73 ID:meLGtUp60
no title

桃世もも

24: 名無しさん 2016/04/26(火) 23:53:16.07 ID:meLGtUp60
no title

no title

no title

no title

no title

楠木ありす

自分が持ってる唯一のSRありすちゃんはココアです。花嫁欲しいなぁ

28: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:24:52.65 ID:yHwgd0Xl0
 



















宍戸結希「転校生君」


















 

29: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:25:50.79 ID:yHwgd0Xl0
結希「ちょっといいかしら。少し実験に付き合ってほしいのだけど、予定は空いてる?」

結希「今日は無理、ね。わかったわ。じゃあ、空いてる日があれば連絡してくれるかしら」

結希「・・・詳しく予定を聞かないのかって?当然よ。南さんと桃世さんの件は私も聞いているの。そんなことがあったのに、わざわざ疑われるようなことはしないわ」

結希「それに、だれがどこで何を聞いているのかわからない以上、ここで言葉にするのは危険だわ。本当に、暇な時でいいの」

結希「ああ、言い忘れてたわ。卯衣も一緒だから安心して。あなたに関する実験という以上、少人数になるのは仕方ないけど、二人きり、ということはないわ」

結希「少し残念だったかしら?・・・冗談よ」

結希「実験の内容?力の受け渡しの実験よ」

結希「そういうわけだから、連絡、待ってるわ」

30: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:26:35.61 ID:yHwgd0Xl0
結希「・・・え?この格好?」

結希(CV:洲崎綾)「ちょっとラクロスをね。あなたも知っての通り、健康的な生活を意識する必要ができたから」

結希(CV:洲崎綾)「顔が上気しているのは運動してすぐだからよ・・・何を想像していたの?」

結希(CV:洲崎綾)「・・・Do you know venus?」

結希(CV:洲崎綾)「声が似てるってよく言われるの。自覚はないのだけれど」

31: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:27:06.65 ID:yHwgd0Xl0
 


















卯衣「転校生くん」
















 

32: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:28:02.86 ID:yHwgd0Xl0
卯衣「マスターから、実験の話は聞いた?」

卯衣「そう。いつにするかは聞いたかしら」

卯衣「まだ決まってないの?そう」

卯衣「そういえば、部長が寂しがっていたわ」

卯衣「また、暇なときに行ってあげると喜ぶと思う」

卯衣「あなたの事件?聞いてないわ。何かあったの?」

卯衣「知りたいわ」

33: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:28:35.70 ID:yHwgd0Xl0
 







卯衣「詳しく、教えて」









 

34: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:29:42.97 ID:yHwgd0Xl0
~図書室~

イヴ「どうしたんですか?・・・はぁ、宍戸さんと実験を」

イヴ「いいんじゃないですか?さすがに南さんや桃世さんと同じようには・・・」

イヴ「すみません、失言でしたね。まあ、実験と言ってるようですし、二人きりにはならないみたいですし、安全だと思います」

イヴ「用事はそれだけですか?なら、もういいですね」

イヴ「私は勉強を続けますので、邪魔しないでください」

萌木(風紀委員に許可をもらわないといけないことって、なんなんだろう・・・まさか、えっちな実験!?)

ちひろ「萌木先輩、どうしました~?」

萌木(でも宍戸さんだし、でも転校生さんと親交は深いみたいだし、でも、でも・・・)

里菜「だめだこりゃ。自分の世界に行っちゃってるさ」

35: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:31:28.36 ID:yHwgd0Xl0
~魔道兵器開発局~

結希「来てくれたのね。ありがとう。実験の前に、卯衣に魔力を渡してちょうだい。見ての通りだから」

卯衣(小)「転校生くん、おねがいね」

結希「ああ、全快にはしないでね。こっちの補填装置との差についても、調べたいから」


少女補給中・・・


卯衣(中)「ありがとう、転校生くん。・・・ひとつ、質問があるのだけど。転校生くんはこれくらいの体形のほうが好きだと聞いたのだけど、本当かしら」

結希「・・・確かに楠木さんと、仲は良さげね。彼女の部屋に行っている姿が多々目撃されているわ」

結希「・・・そう、彼女は癒し、ね」

結希「私のことはどう思ってる?好きか嫌いで言ったら、どっち?・・・よかった、好意は持ってくれてるのね」

卯衣(中)「転校生くんは、癒されたいの?私は、あなたの役に立ちたい」

卯衣(中)「楠木さんとは、何をしてたの?あなたが望むのなら、私はやるわ」

結希「それは、用事が終わってからにしましょう。卯衣、こっちに」

卯衣(中)「転校生くん、あとでちゃんと話してね」

36: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:34:15.15 ID:yHwgd0Xl0
卯衣(普)「終わったわ」

結希「ちょうどお昼時だし、一緒に食べましょう。今日は卯衣が用意してくれたみたいだから」

卯衣「里中さんに手伝ってもらったの。人間は料理をして、それを食べる。だから、私もやってみたかったの。迷惑だったかしら」

卯衣「そう?よかった。作ってきたのは「ウナジュウ」というらしいわ。これがどういったものなのかは知らないけども、おいしいものだとテレビで見たわ」

卯衣「何で見たのか、だって?名探偵コ○ンよ。登場人物のあの大きな男の子が言っていたから、興味を持ったの」

結希「・・・まあ、何にでも興味を持つことはいいことね。ええ、そのはず」

卯衣「ウナジュウのご飯は玄米をつかっているわ。こっちが山芋のすりおろし。ウナジュウと一緒に食べてもいいらしい。ほかにもレバニラ炒めなんかも用意したわ」

結希「・・・とてもおいしいわ。そう思わない?転校生君」

卯衣「そう、ありがとう。そう言われると、心がポカポカする。これが、おそらく「うれしい」という感情。私はいま、うれしい」

結希「あら、グラスが空ね。飲み物淹れておくわ。お茶以外にはリンゴジュースならあるけど、どちらがいい?」

結希「ええ、大丈夫よ。見ての通り、未開封だから。よく貰い物だってわかったわね。・・・里中さんが持って来るのを見てたのね。納得だわ」

卯衣「転校生くん、口を開けて。あーんというものをやってみたいわ」

卯衣「嫌なのだったらいいけども。この行為は一定以上の好意が双方にないとできない行為だと聞くわ」

卯衣「いいの?それじゃあ、あーん」

37: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:38:48.02 ID:yHwgd0Xl0
結希「ありがとう、卯衣。おいしかったわ。ごちそうさま」

卯衣「おそまつさまでした・・・これであってるかしら。そう、あってるのね」

結希「さて、実験の続きをしましょうか。あれで終わりじゃなかったのかって?あれはただの前準備よ」

卯衣「マスター、こちらは用意できました。え、どうして服を着ていないのか?マスターから聞いてないの?」

結希「いえ、ちゃんと伝えたはずよ。力の受け渡しの実験だって」

結希「正確に言うと、『転校生君の体質と魔力譲渡が遺伝するか』の実験なのだけれども」

結希「心配しないで。経験はないけれど、知識はあるわ」

卯衣「私も予習はしてきた」

結希「転校生君の力が遺伝することが分かれば、人類は大きな一歩を踏み出せるわ。大丈夫、あなたに不快な思いをさせるつもりはない」

卯衣「それに、仲のいい人間同士は性交渉を行うと聞くわ。あなたは、私を友達だと言ってくれた。だから、私の思い込みでなければ、私たちは仲がいいと判断できるはず」

卯衣「子供は、男女の愛の結晶だと聞くわ。愛情というものを深く知るためには、必要だと判断したの」

結希「愛がなくても子供はできる?だから、愛情を学べないのじゃないか?そうね、たしかにそうだわ。でも」

結希・卯衣「「私はあなたを愛してる」」

結希「私に好意を持ってくれているのよね。さっき、確かに聞いたわ。録音もしてあるの。聞く?」

卯衣「あーん、の許可をされたことから、あなたから私への好意は一定以上だと確信できるわ」

結希「さあ、実験を始めましょう。あらかじめ薬は飲んでおいたわ。所謂、排卵剤を」

卯衣「おそらく私は孕むことはできないとおもう。けれど、私に、生の証を刻み込んでほしい」

38: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:39:24.57 ID:yHwgd0Xl0
 



結希「さあ、転校生君」

卯衣「私たちと」



 

39: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:39:57.35 ID:yHwgd0Xl0
 






















結希・卯衣「「実験しましょ?」」











 

40: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:43:40.07 ID:yHwgd0Xl0
~風紀委員室~

イヴ「・・・はい、反省しています。軽率でした」

紗妃「あ・ん・な・に、転校生さんに近づく生徒には気を付けるように言われてたはずなのに!楠木さんが発見していなかったら今頃・・・ああ!」

風子「まーまー、おちついてくだせー。転校生さんが宍戸結希の実験に付き合っているのはいつものことですし、彼女の立場上そんなことをするだなんてふつーは思いませんよ」

紗妃「ですが!」

怜「因みに、今回はなんで楠木が?」

梓「なんでも、さらちゃんの飼っているシローがどこかに行っちゃってたみたいで、手分けして探していたらしいッス。そんで、魔道兵器開発局に覗いてみたところ、全裸の立華先輩と宍戸先輩が先輩の服をちょうど脱がし終えたところだった、と。扉の鍵はしまってたらしいスが、シローの牙通牙で破れたらしいッス」

怜「(牙通牙?)じゃあ、そこで転校生が縛られているのは?」

風子「転校生さんが駆け込んできたんですよ。自分を縛ってくれって。必死の形相で股間を膨らましていたので何事かと思いましたよ。検査をして、結果待ちですが、おおかたそーゆーお薬を盛られてたんでしょうね」

イヴ「・・・連絡が来ました。まあ、予想通りですが、精力増強剤と媚薬が宍戸さんの研究室から見つかったみたいです」

風子「りょーかいです。それじゃー、立華卯衣にはシャルロット・ディオールによる情操教育を。宍戸結希は2週間の懲罰房行と3ヶ月の接触禁止を、ってところですかね」

イヴ「それと、宍戸さんの言い分があります。『私は将来的に子供を産むのが難しい体になる可能性がある。だから健康体である今の内にことをなそうとしたの。でも、少し焦りすぎたわね』だそうです」

風子「反省の色なしですね。接触禁止を半年に延ばしましょうか」

紗妃「今回は、転校生さんは必死で耐えたみたいですし、廊下を走ったこととか、服装が乱れていることとかについて言及はしません。ですが、ちゃんと気を付けてくださいね!」

梓「それじゃあ、自分、しばらく先輩の護衛しますね。どこでだれが(学園生含め)狙ってるかわからないんで」

風子「服部だけじゃなくて、私たちが交代制で監視しましょー。転校生さんに安心して学園生活を送ってもらうためにも、風紀委員一同、がんばりましょー」

怜「今日は私が送って行こうか。・・・転校生が落ち着いてから」

41: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:44:58.80 ID:yHwgd0Xl0
~寮~

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「なあありす、いったい何をみたんさね。布団の中にもぐりこんでちゃわからないさね」

ありす「ぁぅぅ・・・」

ありす(み、みちゃった・・・みちゃったよう・・・)

コンコン

<アリス、イル?

クレプリ「おっ、転校生か?ありす、どうする?」

ありす「ゃ、やだ・・・やだよぅ・・・」

クレプリ「あー、悪いが、今日は面会拒否さね。日を改めてやってくれ」

<ワカッタ。オダイジニ、ッテイットイテ

クレプリ「了解さね。ありすー?転校生がお大事に、だってさ!」

ありす「て、転校生さんの・・・ぅぅ・・・」

クレプリ「ほんとに、なにがあったんさね・・・」

42: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:46:32.62 ID:yHwgd0Xl0
~おまけ~

紗妃「そういや、宍戸さんは3日ほど連続して予定があいていたみたいですが、なんででしょうか?」

怜「たしかに、普段あれだけ働きづめの人間が急に3日も休暇を作ると、不自然極まりないな」

梓「それで周りに疑われなかったのも、まあすごいですけど。やっぱ三日三晩しっぽりとヤルきだったんスかね?」

イヴ「・・・宍戸さん曰く、『転校生君は魔力が尋常じゃないくらい多い。魔力の量と生命力の強さは相関関係がある。生命力が強いということは繁殖能力が高いということ。三日間ぶっ通しでやる覚悟はあった』だそうです」

風子「立華卯衣を呼んだのは、一人で相手しきれそうになかったから、とも言ってましたけどね。足腰立たなくなるくらいするつもりだったんでしょうか?」

怜「み、三日三晩も・・・は、破廉恥だ!」

紗妃「そ、そうです!三日もするだなんて!」

イヴ(その言い方だと行為自体は認めているように聞こえますが)

梓「ちなみに、何をするんスか?」

紗妃「そ、それはもちろん、その、不純異性交遊を・・・」

風子「おや、連絡が来ましたね。立華卯衣のほうは終わったみたいです。海老名あやせも手伝ってくれたみたいなので、あとでお礼をしに行かないといけませんねー」

紗妃「転校生さんと、三日も・・・」

怜「足腰立たなくなるまで、ずっと・・・」

梓「そして懐妊へ・・・冗談ッス」

風子「なーにを想像してんですかね、(服部はともかく)このむっつりたちは」

イヴ「・・・帰っていいですか?」

43: 名無しさん 2016/04/28(木) 22:58:32.19 ID:yHwgd0Xl0
今日はここまで。結希と遺伝子実験したい

下に今回初登場のキャラ画像貼っておきます

no title

宍戸結希

no title

立華卯衣

no title

立華卯衣 半分

no title

霧塚萌木

no title

七喜ちひろ

no title

与那嶺里菜

44: 名無しさん 2016/04/28(木) 23:07:11.39 ID:yHwgd0Xl0
参考資料につかいました

https://www.hama1-cl.jp/recipe/foodstuff.html

48: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:21:46.91 ID:e8L5fKvv0















守谷月詠「転校生!」















49: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:24:13.45 ID:e8L5fKvv0
月詠「最近勝負してないでしょ!ツクと対抗s」

イブ「申し訳ありませんが、今は転校生さんは多くの生徒と接触禁止になっていますので」

月詠「ちょ、ちょっと!転校生ーー!」

香ノ葉「だーりんみっけ♪もう、だーりんったらぜんぜんあってくれへんからさびしかっt」

風子「はい確保ー」

香ノ葉「ちょ、ちょっと待って!ああ、だーりん!だーりーん!ウチは、ウチはあきらめへんでーーーー!」

チトセ「転校生君、こんにちは。災難だったわねぇ。聞いたわよ?こんどお姉さんに、詳しく話をk」

梓「ドーモ。チトセセン=パイ。フーキイーンデス」

チトセ「アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」

梓「じゃあ連行しますねー・・・ノリいいッスね」

チトセ「まあね」

ミナ「サーヴァント!久方ぶりd」

紗妃「ダメです。転校生さんとの接触は現在許可されていません」

ミナ「な、なにをするか!我を誰だt」

紗妃「はいはい、詳しい話は風紀委員室で聞きますね」

ミナ「ああー!サーヴァントー!」

夏海「転校生見つけた!ねぇねぇ、あんた、楠木ありすになんかしたって噂g」

怜「夏海。残念だがそこまでだ。あとは部屋で聞こうか」

夏海「ちょっと!私締め切りやばいんだってば~~~~!」

梓「それにしても多いっすね」

イヴ「・・・例の件は、一般生徒には広まっていないはずです。なのに、なぜ?いや、だから、なのでしょうか・・・」

風子「今現在転校生さんとの接触が許可されてるのは風紀委員と一部の生徒(仲月さら・犬川寧々・大天使楠木ありすなど転校生が力負けしない相手)だけです。・・・ラインナップをみるとアンタさん、ロリコンみたいですよ?もしかして、ウチのことも狙ってます?」

紗妃「委員長!」

風子「じょーだんですよじょーだん。まあ、あの三人はそーゆーことも知りさえしなさそうですしね」

怜(事件を未遂で止めた楠木は少なくともそういう知識は持っている気がするが・・・まあ転校生の希望だから問題ないか)

50: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:25:34.81 ID:e8L5fKvv0
~校門前~

さら「転校生さん!こんにちわぁ!おげんきですか?」

シロー「わん!わん!」

さら「シローも転校生さんにあえてうれしそうですぅ。転校生さんは、これからおでかけですか?」

さら「おひまでしたか!それじゃあ、いっしょにおさんぽいきましょお!」

さら「あっ、えっと、今は、ほかの散歩部の子はせっしょくきんしなんでしたっけ?じゃあ、わたしたちだけですねぇ」

シロー「わふっ!」

さら「それじゃあ、おさんぽにれっつごー!ですよお!」

51: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:27:19.38 ID:e8L5fKvv0
さら「シローが転校生さんのピンチをたすけたってききました。シロー、がんばりましたね」

シロー「わん!」

さら「それで、どうピンチだったんですかあ?」

さら「まだ早い・・・ですか?でも、わたしも知りたいですぅ!」

さら「あっ、えっと、話したくないこと、なんですか?」

さら「そうでしたか。あっ、じゃあ、えっと、転校生さんは、『ろりこん』さんなんですかあ?」

さら「ノエルちゃんが言ってたんです。転校生さんはろりこんさんだからわたしとかありすちゃんと仲良くしてくれてるって」

さら「ろりこん、の意味ですか?知らないですけど、きっといい意味ですよね!」

シロー「くぅ~ん」

さら「どうしました?シロー。なにかありましたか?」

さら「あっ、えっと、あれ?転校生さん、どうしました?・・・ろりこんは、あまり外で言わないほうがいい、ですかあ?」

さら「転校生さんは、もしかして、ろりこんさんじゃないんですか?」

52: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:27:54.73 ID:e8L5fKvv0
 

























さら「もしかして、わたしのこときらいになっちゃいました?」


























 

53: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:29:44.30 ID:e8L5fKvv0
さら「・・・」

さら「ろりこんじゃないけど、わたしのことは好き、ですかあ。・・・えへへ」

さら「ちょっと、はずかしいですねぇ。あっ!シロー!ここでうんちしちゃだめです!」

さら「ああ、シロー・・・めっ!ですよぉ」

さら「どうしましょぉ、転校生さん。わたし、今日ふくろとか持ってないんですぅ」

さら「こんなこともあろうかと?転校生さん、よーいしゅーとーですね!」

さら「もう、シローったら。あんまり転校生さんを困らせちゃだめですからね!」

54: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:33:03.09 ID:e8L5fKvv0
~学園長室~

寧々「お兄ちゃん、お兄ちゃん」

寧々「どしたの?ネネと遊んでくれるの?」

寧々「やったー!じゃあ、学園長命令!うさぎちゃん持ってきてよ!ほら、門のところにいる、ふわふわしてる」

寧々「えー、なんでだめなのー?もってきてくれないなら、退学!」

寧々「やだやだ!うさぎちゃん欲しいの!」

寧々「ネネ、学園長なんだよ!うさぎちゃんぐらいいいじゃない!」

寧々「むー、じゃあお菓子!お菓子持ってきて!学園長命令!甘いやつだよ!」

寧々「一緒に買いに行くの?それならキャンディ食べたい!」

寧々「えっ?連絡?しなくていいよ。だって、ネネ学園長だもん。そんなことしなくても大丈夫」

寧々「邪魔されたくないもん」

寧々「お兄ちゃんとのデート」

55: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:34:02.19 ID:e8L5fKvv0
<テンコウセイサン、メールデゴゼーマス ミナカッタラチョウバツボウイキデスヨ



「From 望
 件名 最近来てないよな
 本文 たまには来いよ。今日でいいよな。予定とかは聞いてない。
    ピザ注文しとくからな。ボク一人じゃ食べきれない量だか
    ら、来ないとすっごい困るぞ。           
前みたいにデートだから来ないとか許さないからな。
ボクは寛大だから17時まで待ってやる。
いいな、絶対だぞ         」

56: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:34:52.15 ID:e8L5fKvv0
~噴水前~

紗妃「ダメです。危険です。特に、部屋で二人きりだなんて・・・え、一緒に来てくれ?」

紗妃「何を言っているんですか!ダメに決まっているでしょう!」

紗妃「・・・それに、今は宍戸さんの権限がいくらか制限されています。以前のようにはいかないのです」

紗妃「このような状況下にあっても、他の生徒を気にかけるのは、あなたらしいというか・・・」

紗妃「ですが、あきらめてください。楯野さんにはこちらから伝えておきますから」

紗妃「・・・こうやって、予め聞きに来てくれるのはうれしいです。事件を未然に防ぐことができるなら、それに越したことはありませんから」

紗妃「それでは、私は楯野さんとお話してきますね」

紗妃「大丈夫です。悪いようにはしませんから」

紗妃「絶対に」

57: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:37:53.11 ID:e8L5fKvv0
 












ドサッ















香ノ葉「だーりんは、ウチが守るんよ。風紀委員なんかに、任せてられへん」

香ノ葉「ちょっとだけ、ごめんな。だーりん」

香ノ葉「あいつらなんか、信用できひんのよ」

香ノ葉「風紀委員だって、女やから」

58: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:40:02.41 ID:e8L5fKvv0
~風紀委員室~

風子「・・・今回は?」

梓「氷川先輩が先輩の傍を離れてすぐ、何者か・・・まあ、白藤先輩ですが。彼女に襲われたみたいッス」

怜「それを、楠木が発見したということだな。たしか、あそこの端にあるベンチがお気に入りだったか」

紗妃「申し訳ありません。私がもっと気を配っていれば・・・」

風子「いや、氷川は楯野望を話をつけに行ってたんでしょ?彼女は学園に来てませんからね。接触禁止を知らなくても仕方がないです。それを説得しに行くのはごくごくふつーのことですからね。まあ、それで監視対象の傍を離れるのはよくなかったですが。そこは反省ですね」

イヴ「・・・連絡が来ました。白藤さんは魔法を使って背後から転校生さんを気絶させたそうです」

風子「そーですか。氷川がいなくなった瞬間を狙っていたことから、計画的な犯行にちがいねーですね。2週間は懲罰房に入ってもらって、半年の接触禁止にしましょう。魔法を使って観てた可能性もありますので、それも聞きださないといけませんね」

梓「それにしても、外傷を与えられたのは今回が初めてッスか。監視役、風紀委員一人じゃ足りなさそうッスね」

紗妃「これ以上事件が増えるようなら、最悪、隔離、というのも考えておいた方がいいかもしれません」

怜「それだと本末転倒な気もするがな。転校生がまともに学園生活を送れなくなる」

風子「その辺もおいおい考えましょーか。冬樹、服部。取り合えずおくってってやってくだせー」

梓「了解ッス!」

イヴ「わかりました。転校生さん、行きましょう」

59: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:41:27.89 ID:e8L5fKvv0
~寮~

ありす「転校生さん・・・ぁ、ぁたま、だぃじょぅぶでしたか・・・?痛みま・・・せんか?」

転校生「うん、大丈夫だよ。でも、今回は特に覚えてないんだよなぁ・・・」

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「世の中知らないほうがいいこともあるさね。深く考えなさんな」

ありす「ぁ、ぁの・・・こんど、・・・その・・・ぃっしょに・・・その・・・」

転校生「ん?何かな?」

ありす「ぁ、ぇ、ぇっと・・・」

クレプリ「がんばれ!勇気を出すんだ!ありす!」

ありす「ぃ、ぃっしょに・・・ぉにんぎょう、見に行って・・・くれませんか?」

転校生「もちろんさ!ありすの頼みならなんにでも行くよ!それで、いつ?どこで?」

ありす「ぇっと・・・ま、また・・・・れんらく・・・します・・・はぃ」

クレプリ「そういうことだ!少年、ちゃんと予定空けとけよ!」

転校生「イエス、マム!まあ、ぶっちゃけると最近予定が全然ないんだよね。いろんな人とと接触禁止だから・・・。楽しみにしてるよ」

ありす「ゎ、ゎたしも・・・たのしみ、れす」

クレプリ「ヒューヒュー!あっついねぇ!」

ふたりは幸せな時間を過ごして終了

60: 名無しさん 2016/04/30(土) 23:56:34.85 ID:e8L5fKvv0
今日はここまで。

香ノ葉ちゃんは本編だと結構ほかの娘にも優しい面倒見のいい子です。ただほんのちょっと転校生へのベクトルが強すぎるだけです。ありすちゃんとお人形遊び(健全)したい

no title

仲月さら

no title

犬川寧々

no title

風槍ミナ

no title

守谷月詠

no title

朱鷺坂チトセ

no title

岸田夏海

no title

白藤香ノ葉

63: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:30:11.83 ID:II4cx9LY0























氷川紗妃「転校生さん」


























64: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:32:03.88 ID:II4cx9LY0
~女子寮の一室~

紗妃「申し訳ありませんが、今日からしばらくは、ここで私たちとともに過ごしてもらいます。最近、あまりにもあなたと狙っている生徒が多いので、少し隔離をさせていただきますね。あなたからは手を出さない、と信頼してますよ。仮に襲ったとしても、勝てると思いませんが」

風子「まあ、安心してくだせー。この部屋は風紀委員一人が常に在中してくれますし、外にも見張りを2人用意しておきます。残りで見回りは済ましますが、在中と見張り、見回りはローテーションで行いますので、時々入れ替わりますが、話相手が一人いるとでも考えてくだせー」

怜「最初は私が部屋にいて、氷川と服部が見張りだ。次に氷川が中に入り、私は見回りに。委員長が見張りに加わるといった感じになっている」

梓「まー、ここにいる限り先輩には手出しはさせませんって」

イヴ「では、私は見回りに行ってきます」

風子「ウチもまずは見回りですね。何かあったら連絡してくだせー」

65: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:33:22.12 ID:II4cx9LY0
怜「災難だったな。こう、何度も襲われかけていれば女性不信にもなってしまうのではないかと危惧しているんだ」

怜「だから、せめて私たちが相手をすることで、過剰な不安を取り除いておきたいというのも、今回の企画の理由の一つだ」

怜「さて、何を話そうか・・・」

怜「そうだな。この前、仲月と散歩に行ったと聞いている。どんな感じだったのか、教えてほしい」

怜「なるほど、シローが行先を・・・ロリコンについて質問・・・ふんの後始末・・・楽しそうだな」

怜「お前が楽しそうに話しているところを見ると、私たちの心配は杞憂だったのかと思ってしまうな」

怜「・・・そういってくれると嬉しい」

66: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:34:29.65 ID:II4cx9LY0
怜「なんだか眠そうだな。なに?不安であまり眠れていないと」

怜「そういえば、お前は二度も眠っている間に・・・だったな。私が見ているから、安心して休むといい。何か欲しいものはあるか?」

怜「ひざ・・・まくらだと!?しょ、しょんなこと!・・・いや、やろう。それでお前が安心できるなら」

怜「ゆっくり休むといい。時間が来たら交代することになるが、その時は氷川に頼んでみるといい」

怜(氷川が了承するとは思わないが)

怜「では、おやすみ」

67: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:36:32.67 ID:II4cx9LY0
怜(しっかり眠っているな。よほど寝不足だったのだろう)

怜(今もうなされている。転校生の心には、深い傷が残っているはずだ)

怜(せめて私たちが、支えてやらなければ)

怜(・・・髪が柔らかいな。何か特別な手入れをしているのだろうか)

怜(誰かからそういうものをもらっていてもおかしくないな)

怜(パッとしない顔とはみんな言っているが、よく見ると結構整っている)

怜(それに、いざというときには頼りになる。芯があるし、子供の面倒見もよさそうだ。学園長相手に叱ったこともあるらしいな。度胸があるというか・・・)

怜(眠っている姿はかわいらしい。智花が手をかけたくなるのも少しはわか・・・何を考えているのだ私は!)

怜(転校生を裏切るわけにはいかないのだぞ!転校生は私を信頼して頭を預けてくれているのだ。それを裏切るだなんて・・・)

怜(ぐっすり眠っている。今なら何をしても起きないだろう)

怜(・・・)

ガチャ

氷川「神凪さん、交代ですよ・・・どうしました?」

怜「うわ!!い、い、いや、なにもないぞ!そ、そうだ!転校生は見ての通りぐっすり眠っている!最近、不安からか眠れてないらしくてな!このままにしてやってほしい!」

紗妃「は、はぁ。それは構いませんが・・・なぜ膝枕を?」

怜「て、転校生の希望だったからだ!私は見回りに行ってくる!」

紗妃「ちょ、ちょっと!神凪さん!?転校生さんの希望って・・・行っちゃった」

68: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:38:54.02 ID:II4cx9LY0
紗妃(神凪さんはなぜ、膝枕なんかを・・・転校生さんの希望、でしたか)

紗妃(不純異性交遊ですよ!膝枕なんて・・・)

紗妃(・・・眠れていないの、でしたっけ。眼の下に隈ができてます)

紗妃(この体勢だと首を痛めるかもしれませんね)

紗妃(ですからこれは、そう、仕方のないことなんです。けして、私が彼に特別な感情を抱いているなんてことはありません)

紗妃「失礼しますね、転校生さん」

紗妃(・・・返事はありませんね。当然ですが)

紗妃(今は、ゆっくりお休みください。不純異性交友をするあなたを追い回す、風紀委員氷川紗妃は、今日だけはお休みです)

69: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:42:11.95 ID:II4cx9LY0
紗妃(身体は意外と、がっしりしてますね。アメディックさんの訓練のたまものでしょうか)

紗妃(きっと、あなたが努力しているのは、自分のためだけではないはずです)

紗妃(あなたは優しすぎる。それに、人を信頼しすぎている)

紗妃(だから、そこにつけこむ輩が出てくるのです)

紗妃(私たちが、転校生さんを守らないと)

<ショウネン!メールジャゾ!

紗妃(なんで東雲さんなんですか!)

紗妃(・・・念のため、検閲しておきましょう)


「From 卯衣にゃん
 件名 この前の件について
 本文 シャルロットさんから性行為がどういうものかを
    詳しく聞いたわ。
婚姻関係の間柄でないとしてはいけない行為だと
言っていた。私とあなたは残念ながら婚姻関係に
は当たらないから、そういう行為は禁止されてい
    るのね。
転校生くんがもし不快に思っていたならば、私は
あなたに謝らなければならない。
でもそうでないならば、清い交際から始めればい
いと言っていたわ。
清い交際というものがどういうものなのかはわか
らないから、また私に教えてほしい。

P.S.また一緒にクエストに行きましょう。   」


紗妃(転校生さんの睡眠不足は、立華さんも原因の一端のはず)

紗妃(私の前でこんなものを送り付けるだなんて、いい度胸してますね)

紗妃(・・・向こうは私がこれを見ているだなんて思っていないでしょうけども)

紗妃(転校生さんの悩みの種を、増やすわけにはいきません)

<メールヲサクジョシマシタ ナウ!

紗妃(これは、彼のためでもあり、立華さんのためでもあります)

紗妃(・・・登録された名前にも疑問は残りますが)

紗妃(さて、そろそろ交代ですね。次は服部さんでしたか)

紗妃(こんな姿を見たら、またからかわれてしまうでしょうが、転校生さんを起こすわけにもいきません)

紗妃(ぎりぎりまで、このままでいましょう)

70: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:44:11.12 ID:II4cx9LY0
梓(いやー、氷川先輩が先輩にあんなことをしてるだなんて・・・人って変わるもんスねぇ)

梓(いや、変わったんじゃなくて変えられたのほうが正しいかもしれませんね)

梓(さて、今は自分が膝枕してるわけですが)

梓(本当にぐっすりッスね。普通、あれだけのことをされてて他人の目の前で眠るなんてそうそうできないッスよ)

梓(ある意味肝が据わっているというか、自分らを信頼しすぎているというか)

梓(ぶちょーたちには悪いッスけど、接触禁止ッスからね。自分も委員長に怒られたくないんで)

梓(こうやって先輩を独占している状態、南先輩たちが見たらどう思うでしょうかね)

梓(あの人たちは強引な手段で先輩を手に入れようとした。その結果、第三者が独占することになった)

梓(ありすちゃんなんかがいい例ッスね。あの娘は、明確な好意を持っている。それも、恋愛的な)

梓(やけにタイミングよく先輩が襲われているところに出くわすみたいッスけど、本当に偶然なんスかねぇ)

梓(でも、一度目や二度目はともかく、三度目はシローという不確定要素があった)

梓(・・・偶然ッスよね)

<ショウネン!メールジャゾ!

梓(先輩がロリコンまっしぐらな件・・・)


「From 卯衣にゃん
 件名 忙しいのかしら
 本文 あなたに言われてから、30分おきにメールやMore@
を確認するようにしているわ。
あなたとの接触禁止を言い渡されてから、すでに数
日が経ったわ。
あなたと触れ合えなくて、まるで胸に穴が開いてし
まったかのような喪失感がある。これはおそらく寂
しいという感情。今、あなたとコミュニケーション
をとる手段はこれくらいしかないの。
返信、待ってるにゃん♪            」

梓(「にゃん♪」・・・)

梓(しっかし、立華先輩が寂しいですか。これがいわゆる、成長ってやつなんスかね)

梓(先輩じゃないとこんなことできないッスよ。つくづくすごい人ッスね)

梓(この服部梓、命尽きるまであなたをお護りいたします・・・なんちゃって)

梓(いつか、そんなことをいう日がくるかもしれないッスね)

梓(さて、委員長と交代ッスか。ちょっと名残惜しい気もしますが、時間は時間ですし)

梓(ほかの生徒がやらかしてくれると、先輩はそれだけ私たちを信頼してくれる)

梓(ほかの生徒のみなさん、期待してるッスよ)

71: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:46:51.63 ID:II4cx9LY0
風子(ぐっすりと眠ってますね)

風子(襲いたくなる気持ちもわからないわけじゃあないですが、本人の意思を無視してまで得たものに何の価値があるのでしょうか)

風子(その点、宍戸結希は最初に「誘惑」という形をとった。まあ、転校生さんの鋼の理性に負けて手を出したわけですが)

風子(南智花は偶発の事故が発端なのかどうか判別できませんでしたが、意図的にやっていたと考えると罰が軽かったかもしれませんね)

風子(桃世ももは「転校生さんを部屋に呼ぶ」となった時点で抑えが聞かなくなったみたいです)

風子(・・・まさか、こんな目的でこの部屋を使うことになるとは思いませんでした)

風子(転校生さんが霧の嵐に巻き込まれやすい可能性があったから、それを防ぐためにと準備をしておいたこの部屋)

風子(無駄にならなくてよかったですね)

<ショウネン!メールジャゾ!

風子(なんで東雲アイラ・・・)


「From 卯衣にゃん
 件名 さびしいわ
 本文 あなたから返事が返ってこない。今日初めに送ってか
ら3時間が経ったわ。
返信が遅いというのはなるほど心細いものなのね。
More@で私の返信を待っていた人たちもこんな気分だ
ったのかしら。
別に責めているわけではないの。ただ、あなたに構っ
てもらいたいだけ。私がこんなことを書くのは変かし
ら? 」


風子(あら、かわいい)

風子(立華卯衣が「構ってほしい」なんて言うことを誰が想像できたでしょうか)

<ショウネン!メールジャゾ!

風子(全部一括で着信音はこれなんですかね?前にウチのも録音したはずなんですが)


「From 卯衣にゃん
 件名 転校生くん
 本文 どこか具合が悪かったりするの?お見舞いに行ったほう
がいいかしら。でもあなたがどこにいるかわからないの
よ。
あなたが望むのなら私はこの翼ですぐにでもあなたのも
とへ行くわ。  」


風子(やっぱ会えないと心配なんですかね。・・・風紀委員の監視のもと、一定時間だけ許可する・・・とかしたほうがいいですかね)

<ショウネン!メールジャゾ!

風子(ん?またですか)

72: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:47:41.71 ID:II4cx9LY0
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!
<ショウネン!メールジャゾ!

73: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:49:22.73 ID:II4cx9LY0
風子(は、早いし多い!とにかく内容を)

「From 卯衣にゃん
 件名 会いたい
 本文 もしかして、怒ってる?             」


「From 卯衣にゃん
 件名 謝りたい
 本文 何か気に障ったことがあるなら謝るわ。ごめんなさい」

「From 卯衣にゃん
 件名 ごめんなさい
 本文 お願い、嫌わないで。あなたから嫌悪の感情を向けら
れたらどうしたらいいかわからなくなる。 」

「From 卯衣にゃん
 件名 ごめんなさい
 本文 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

風子(これはまずいですね。なまじいきなり感情を持ったあまりに制御できていない、といったところでしょうか)

風子(んー)

風子(こんなものを転校生さんがみたら卒倒しますね。なんだかんだで「悪意」には慣れていないでしょうから)

風子(これは「悪意」ではないですけど)

風子(立華卯衣には悪いですが、一時的に着信拒否させていただきますか。ついでに削除、と)

<サクジョシマシタ! ナウ

74: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:50:24.99 ID:II4cx9LY0
 











カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

卯衣「!?」

メール「エラーが発生しました」

卯衣「・・・どうして」

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

メール「エラーが発生しました」

卯衣「これは、『着信拒否』?どうして、転校生くんはどうして着信拒否なんかしたの?やっぱり私のことが嫌いになったのかしら。そうよね。好意を持っている相手からのメールを拒否したりしないものね。どうして嫌いになったのかしら。私が人間じゃないから?それとも無理やり迫ったから?あの時の私は無知だった。それが言い訳になるとは思わないけどもなんとかして謝罪したいと思っている。だけどもそれすら許されないならば私はどうすればいいの?私はこんなにもあなたのことを想っているのにあなたは私に目もくれない。見ることもしようとしなくなってしまった。最後の望みの綱も絶たれてしまった。私にはあなたと接触する機会が一切なくなってしまったことになるわ。直接会うのはだめ。風紀委員が接触禁止をしたから。More@もだめ。風紀委員があなたのアカウントを凍結させてしまったから。メールもだめ。あなたが拒否してしまったから。全てを絶たれてしまった私には何が残っているというの?人間らしく生きるという目的にはあなたが与えてくれる感情が必要不可欠なの。そうよね。あなたは私に新たな感情を与えてくれようとしているのよね。この感情は「絶望」ね。人は絶望の中に生きていても希望を見出すという。待ってて転校生くん。私は希望を捨てないから。どんな手段をとってでもあなたに会いに行くから。今なら意味を完璧に理解した状態で言えるわ。ワタシハアナタヲアイシテル。アナタニコノコトバヲキカセテアゲタイ」

卯衣「邪魔なのは・・・『風紀委員』」















 

75: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:52:20.60 ID:II4cx9LY0
イヴ(私が交代するや否や、委員長は何やら急いだ様子でどこかに行ってしまいました)

イヴ(・・・膝枕なんてしませんよ?ほかの方はしていたみたいですが)

イヴ(彼は眠っている。話しかけてくることもないはず。落ち着いて勉強ができるわ)

イヴ(・・・ここは、彼から教えてもらった通りに・・・ここから根拠を・・・こっち抽象、ここから具体。ここは傍線部の表現からそのまま・・・)

イヴ(私の苦手な国語、彼から解法をいくらか教えてもらった)

イヴ(私のできないことをこなす彼に、私はどう思ったかしら・・・)

イヴ(・・・雑念が入るわね。集中できない。国語が、別の意味で苦手になりそうだわ)

イヴ(まだ、眠っているのね)

イヴ(やっぱり、冴えない顔。遠目でみたらひょろっとしている)

イヴ(でも、近づくと、彼の努力のあとがわかる。腕は引き締まっているし、余分な脂肪もない)

イヴ(それに、眠っている顔は結構・・・ッ!私は何を!)

パシャッ

イヴ「だれ!?」

ノエル「・・・」

イヴ「ど、どうしてあなたが・・・」

76: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:53:18.01 ID:II4cx9LY0
  

























ノエル「風紀委員は」

















 

77: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:55:15.02 ID:II4cx9LY0
イヴ「な、なに?」

ノエル「風紀委員は、ほかの生徒に接触禁止を課して、自分たちはそんなことをしてるんだね」

イヴ「こ、これは、その、様子を確認しただけで・・・」

ノエル「それとも、お姉ちゃんだけなのかな?こんなことをしてるの」

イヴ「ほ、ほかの人だって膝枕をしたりしているわ!」

ノエル「へー。そうなんだ。やっぱり、みんなそうなんだ」

イヴ(しまった!)

ノエル「あんまり騒がないほうが、いいんじゃないかな。外の人たちに聞こえちゃうよ」

イヴ「ッ!」

ノエル「ねえ、お姉ちゃん。私も、お兄さんとしばらく会えてなかったからさ。ちょっと胸がもやもやしてたんだよね」

ノエル「さっき、私なにしたと思う?」

ノエル「写真だよ。お姉ちゃんが、お兄さんにキスしようとしている写真。そのつもりはなかったとしても、そうみえるよねこれは」

イヴ「!!そうよ、あなた、どうやってここに」

ノエル「萌木さんから、お姉ちゃんに本を渡してくれって頼まれたから。お姉ちゃんの居場所をね、風紀委員長さんに聞いたんだ」

ノエル「事情をを言ったら教えてくれたよ」

ノエル「お兄さんがいるとはおもわなかったけど」

ノエル「この写真、エリートの道を進むためにはすっごく邪魔なものなんじゃないかな」

ノエル「お兄さんはすごいね。私たちを仲直りさせようとしてくれてる」

イヴ「あなたは、何を言っているの・・・?」

ノエル「ねえ、お姉ちゃん。私ね、いっぱい友達がいるんだよ。お姉ちゃんが把握できないくらい」

ノエル「この写真、ばらまかれたら困るよね」

78: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:55:46.10 ID:II4cx9LY0
 

























ノエル「仲良く、しよ?」




















 

79: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:56:57.77 ID:II4cx9LY0
ガチャ

ありす「転校生さん、ここに、ぃらっしゃいますか?」

イヴ「!?」

ノエル「ありすちゃん。こんにちは」

ありす「こ、こんにちゎ・・・」

イヴ「そ、そういえば、楠木さんは例外的に接触が認められていましたね」

ノエル「・・・そうなんだ。まあ、私の用事は終わったし、もう出ていくよ。じゃあね、お姉ちゃん。ありすちゃん」

ありす「ぁ、ぇと・・・さようなら・・・」

ノエル「うん、バイバイ」

イヴ(危なかった。楠木さんが来ていなかったら、私は・・・いえ、状況は変わっていない)

イヴ(・・・覚悟を決めないといけませんね。私は、今、あの子の望むままにしか、動けない)

イヴ(でも、彼とあの子の努力が実を結んだ。そう考えると、それでもいいと少し思えてしまいます)

イヴ(ああ、これが私の気持ち。あの子に対しても、彼に対しても、目を背けていた、私の感情)

イヴ(もう、戻れない)

80: 名無しさん 2016/05/01(日) 13:59:54.00 ID:II4cx9LY0
~図書室~

萌木「冬樹さん、珍しいですね。あっ、えっと、二人とも、です」

ノエル「お勉強しないとね~。お義兄さんに教えてもらったのに、赤点取っちゃったからさぁ」

イヴ「・・・私はいつも通りですよ?」

萌木「でも、なんだか雰囲気が柔らかくなったような・・・」

ちひろ「ちなみに、何を読んでるんですか?」

ノエル「保健体育の教科書だよ」

イヴ「家庭科の参考書です」

ノエル「身体動かすのは得意なんだけど、覚えるのは苦手でねー。あ”あ”~あたまパンクしそうだよ・・・」

イヴ「実践もありますから、必要ですし。・・・ほら、ちゃんとやりなさい。自分で決めたんでしょ」

萌木(あれ?実践テストってそんなに近かったっけ?)

ノエル「うへ~ちょっと休憩~」

イヴ「こら、お姉ちゃんのいうことを聞きなさい」

萌木「!?・・・!?」

ノエル「どうしたの?インコが芋鉄砲食らったような顔して」

萌木「それを言うなら鳩が豆鉄砲食った・・・じゃなくて、ええ!?」

里菜「うわ!びっくりした!いきなり大声挙げてどうしたんだ?萌木」

萌木「だって、冬樹さんたちが・・・ええ!?」

ノエル「ああ、えっとね、えへへ・・・お義兄さんのおかげだよ」

イヴ「はい。彼のおかげで、仲直りできました」

萌木「そうだったんだ・・・(転校生さん、さすがだなぁ・・・)」

ノエル「むむ~お姉ちゃん、ここちょっと・・・」

イヴ「はいはい、どこ?」

萌木(でも、いったいどうやってこの二人を・・・はっ!まさか、二人をまとめて相手したとか!?)

ちひろ「あ、萌木せんぱ~い、この本なんですけど~」

萌木(仲の悪かった姉妹は転校生さんを共有することで穴兄弟ならぬ竿姉妹へ。その後転校生さんは二人の仲を保つため定期的に相手をして、いつしかそれにハマってしまって・・・)

ちひろ「先輩?どうしました?」

里菜「まーた何か妄想してるさ。ちひろ、他に図書委員探したほうがいいんじゃないか?」

ちひろ「不思議ですねぇ」

ノエル「えへへ」

イヴ「ふふ」

81: 名無しさん 2016/05/01(日) 14:02:03.00 ID:II4cx9LY0
~寮~

ありす「・・・」ギュー

転校生「どうしよう。ありすが離してくれない」

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「風紀委員に膝枕させてたんだって?。ありすとがいない間ににそんなことしてたら、いくら天使のありすでも妬いちゃうさね」

転校生「えーと、今風紀委員とか来たらやばいんだけど・・・」

ありす「・・・ゃ、やです。離したく・・・ないれす。ゎ、わたし、のけもの・・・ゃれす・・・」

転校生「どうしよう・・・」

クレプリ「まあ、ありすの前で携帯鳴らしたのが運の尽きさね。着信音、ありすの分録音してないんだろ?前に愚痴ってたんさね」

転校生「ありすは嫌がるかなと思ったんだよ・・・」

ありす「・・・むぅ」ポカポカ

転校生「ああ、ごめん、ごめんってば!今から!今から録音するから!」

クレプリ「ほれありす!やっちまえ!」

ありす「わ、わかり、ました。・・・えと、転校生さん、メールです・・・」

転校生「あ、まだ録音してな痛い!ありす痛い!」

ありす「~~~~~!!!!」ポカポカ

転校生「録音するよ!ボタン押すよ!はい!」

ありす「あ、えっと・・・う、うぅ・・・」

クレプリ(ありす!がんばれ!一歩踏み出すんだ!)

ありす「て、転校生さん・・・めーるれす・・・」

転校生「よしおっけー!じゃあデフォに登録しとくよ」

ありす「~~~!!」ポカポカ

クレプリ「そこはありすからのメールだけに登録するところさね・・・やれやれ、まだまだ先は長そうさね」

ふたりは幸せな時間を過ごして終了

82: 名無しさん 2016/05/01(日) 14:06:24.49 ID:II4cx9LY0
今回はここまで。今回のアニマルガチャ、卯衣ちゃんがかなりロリロリしいんですが・・・ロリコンじゃないよ?

no title

冬樹ノエル

86: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:39:41.65 ID:UDl9lCik0


























楯野望「おい、転校生」






























87: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:41:03.73 ID:UDl9lCik0
望「鳴海がおまえを探してたみたいだぞ。行ってやれよ」

望「ボ、ボクのことはいいから!さ、寂しくないし!」

望「ほら、接触禁止の解除まで長かっただろ?他のやつとかも会いたいんじゃないかと思って・・・」

望「やーめーろー!ボクを撫でるんじゃない!・・・いやじゃ、ないけどさ」

望「とにかく!この一戦が終わったらすぐに・・・あっ!ちょ、ハンマーはやめろよ!こっちくんな!耐えろ!がんばれ、ボクのグレニンジャ!よし、いい感じ・・・げっ、そこでメテオ!?」

望「ああ、ちょ、もう一回!もう一回だけでいいから!鳴海?後でいいだろ!いいからもう一回だ!」

望「こら!勝ち逃げは許さないぞ!ちょっと、お願い!なんでもするから!」

望「い、いや、確かになんでもするって言ったけど・・・あっ、おまえ、ボクのことをからかってるな!」

望「いい度胸じゃないか。徹底的に叩きのめしてやる。行け!ボクのシーク!あいつを倒せ!」

望「ちょ、ベヨネッタはずるい!そいつはずるい・・・ああ!負けた!もう一回だ!

88: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:42:18.57 ID:UDl9lCik0
看板『南智花・桃世もも・宍戸結希・白藤香ノ葉を除く女子生徒の転校生との接触禁止を解除する』

智花「納得いきません!」

もも「先輩・・・もうずっと会えてないです・・・」

結希(次のプランを考えないと。彼の性格と気質を考慮すると・・・)

香ノ葉「ダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリン・・・」

89: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:43:28.59 ID:UDl9lCik0
純「ん?ああ、転校生か」

純「久しぶり。なんか、みんなが接触禁止食らってたんだって?詳しくは知らないけどさ」

純「え?あたしがアンタを呼んだ?・・・ああ、それね」

純「あたしじゃなくて、小鳥遊の方よ。小鳥遊が探してたのを、あたしが聞いて、楯野に伝えた。そういうこと」

純「まあ、アンタも忙しいだろうけど、わざわざあたしを探してここまで来たたんだから、今は暇なんでしょ?」

純「小鳥遊呼ぶから、ここで待ってなよ」

純「そうだ。せっかく部屋の前まで来てくれたんだしさ、中入りなよ」

純「風紀委員?大丈夫よ。今は学園の方でお留守番中」

純「だから、ね。お茶でも飲んでいきなよ」

純「連絡しても、それなりにかかるだろうからさ」

90: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:44:56.85 ID:UDl9lCik0
自由「先輩!・・・なんか、呆気にとられてますけど、どうしました?」

自由「はあ、鳴海氏が風紀委員に連れていかれたと。そりゃまたなんで・・・部屋に入れようとしたぁ!?」

自由「あの人、そんなギャンブラーだったんすか!?・・・ああ、知らなかっただけ」

自由「ん~、それじゃあ、用事あったんっすけど、無理そうっすね。ああ、こっちの話なんで気にしないでください」

自由「それにしてもですね、最近、お嬢がうるさいんですよ。先輩と会えてないって」

自由「そりゃー接触禁止なんだから会えないのは当然だって言ってたんですけどね。お嬢もそこまで聞き分けがないわけじゃありませんし」

自由「でも、解除されたじゃないですか。だからすぐにでも連れてこい、と」

自由「刀子先輩が行くと確実に風紀委員沙汰になるんで、自分が来たんです」

自由「え?いいんですか?・・・はぁ、出されたものには一切手を付けない約束でなら許可が出てると。わかりました」

自由「それじゃあ、すぐに行きましょうか。場所はバラ園で、内容はいつものお茶会っす」

自由「実は、自分も結構楽しみにしてたんですよ?先輩と、こうやってコミュニケーション取るの」

91: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:45:53.69 ID:UDl9lCik0
刀子「おお、お主か」

刀子「姫殿が待ち侘びていたぞ。さあ、早くこっちに来い」

刀子「・・・あらかじめ言っておくことがある?なんだ、言ってみろ」

刀子「だ、出されたものには一切手を付けないだと!?それでは計画が・・・い、いや、姫殿に無礼ではないか!」

刀子「ぬぬ・・・風紀委員が目を光らせているのか・・・」

刀子「ん?この指の傷か?気にするな。関係ないことだ」

刀子「けっして、拙者がお主との茶会を楽しみにしていてなれない菓子を自分で作った時にできた傷ではないからな!」

刀子「な、なにを笑っている!拙者を嘲笑しているのか!」

刀子「そうではない?か、可愛かっただけだと!?貴様は何を言って!」

刀子「・・・いや、今はこのようなことをしている場合ではないな」

刀子「さあ来い。姫殿が痺れを切らしてしまうぞ」

92: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:47:03.20 ID:UDl9lCik0
姫「あら、転校生さん」

姫「お久しぶりですね。あなたと会えなかった時間はまるで悠久のように感じられましたわ」

姫「自由から聞いています。ここで出された食べ物には一切手を付けない。そういうてはずですね」

姫「・・・私とて、何があったかくらいは想像できます。あの看板に書かれていた内容といい、南さんたちと何かあったんでしょう?」

姫「いえ、話してくださらなくて結構ですわ。こうしてあなたに会えただけでも、私はうれしいのですから」

姫「今日はお話だけになりますね。では、私たちと接触を絶っていた間、何をしていたのか・・・」

姫「詳しく、お聞かせください」

姫「あなたが覚えていること、すべてを鮮明に、お願いしますね」

93: 名無しさん 2016/05/03(火) 12:53:02.72 ID:UDl9lCik0
自由「そういや先輩、なんかロリコンだって噂が流れてたんですけど、本当ですか?」

刀子「なっ!お主、よもや犯罪に走ってはいないだろうな・・・そうであったとしたら、この薙刀でお主を・・・切る!」

姫「お止めなさい!・・・まったく、ただの噂でしょうに、ねぇ」

姫「・・・でも、接触禁止だというのに、楠木さんと一緒にいる姿が多々目撃されているんですよね」

自由「やっぱりロリコンじゃないか」

姫「・・・」

姫(CV:沼倉愛美)「はいさーい!自分、野薔薇姫だぞ!やっぱり自分は完璧さ!」

自由「ぶふっ!」

刀子(CV:今井麻美)「野薔薇さん、とってもかわいい・・・」

自由「~~~~~~!!!!!!(声にならない叫び)」

姫「これではだめですね。声が似ているからいけるかも、と思いましたが。彼女はいわゆる『ロリキャラ路線』もあったと思い、真似てみたのですが。彼女も私も『完璧』を目指している点ではおなじですので」

姫「ですが、動じた様子はありませんでしたね」

刀子「せ、拙者たちが考えていた渾身の芸を・・・無反応で乗り切るなど!お主の精神力は尋常ではないな!」

刀子「自由を見てみろ!笑いすぎて死にそうになってるぞ!」

自由「~~~~~!!!!!!」コヒュー、コヒュー

姫「しかし、このキャラは与那嶺さんと被ってしまいますね。私はやはり、このままが一番ですわ」

自由「ああ~、死ぬかと思った・・・マジでやりましたね」

刀子(CV:今井麻美)「くっ」

自由「~~~~~~~!!!!!!」

姫「刀子、自由が本当に死んでしまいますわよ」

刀子「しかし、これが結構楽しくて・・・」

姫「気持ちはわかりますが・・・」

自由「~~~~~~!!!!!」

94: 名無しさん 2016/05/03(火) 13:08:29.84 ID:UDl9lCik0
姫「では、転校生さん。このまま私の実家まで来てもらいますね」

姫「聞いてない、ですって?当然です。言ってませんもの」

刀子「当初はこのマカロンを食べたり、お茶を飲んだお主を拙者が運んで・・・という手はずだったが、計画が頓挫してしまったのでな。力ずくで行かせてもらうぞ」

自由「だーいじょうぶですって、先輩。ちょっと結婚の報告して初夜を済ませるだけっすから」

姫「あなたには、私たち三人を娶ってもらいます。もちろん、本妻は私になりますが、あなたの相手は一人でこなすことはできないとき聞きましたので」

自由「いいじゃないっすか。ハーレムですよ?世の男性の99.9%があこがれるあの」

刀子「ええい!抵抗するな!大人しくしろ!」

姫「自由、そちらを抑えてください」

自由「了解っす」

姫「あなたは、ここに来た時点ですでに詰みだったんですよ。観念しなさい。まったく」

95: 名無しさん 2016/05/03(火) 13:09:34.47 ID:UDl9lCik0
 



























姫「三人に」自由「勝てるわけ」刀子「ないだろ!」

























 

96: 名無しさん 2016/05/03(火) 13:12:05.27 ID:UDl9lCik0
~風紀委員室~

風子「さて、野薔薇一家が強硬手段に出たと聞きましたが」

紗妃「どうして!私たちに!相談!して!くれないんですか!まったく、あの人は・・・」

怜「今回は、用心して何にも口を付けていなかったと。だから強硬手段に出たのか」

イヴ(そういえば、何も口にしないなら茶会などの参加は認められていたような)

梓「えーと、監視制、復活させた方がいいんじゃないッスかね」

イヴ「・・・連絡がきました。お茶会に出されていた品々のほとんどすべてに強力な即効性の睡眠薬が入っていたそうです。言いつけを守って、食べなかったのは賢明でしたね」

紗妃「発見者は楠木さんと仲月さん。転校生さんが運ばれているのを見て、楠木さんが通報、仲月さんが救出にあたってくれました。私たちが駆け付けた時にはほとんどすべて終わっていましたね」

風子「りょーかいです。懲罰房1ヶ月、接触禁止7ヶ月でいきましょーか」

梓「今回はシローの『霧の虎千代』が大活躍でしたね。さすが、『愚者』の暗示を持つ犬だけはありますね」

怜「(ざ・ふーる?)委員長、監視はどうする?」

風子「んー、正直、最近手が回ってないのが現状なんですよね。知っての通り、風紀委員数名が、謎の人間に襲われていますから」

イヴ「まったく、どうしてこんなにも、皆さん理性のない行動をとるのでしょうか。理解できません」

風子「まあ、人間もそんな単純じゃあないってことで。しゃーねーです」

イヴ「転校生さんは・・・すでに寮ですか」

梓「おや、残念そうッスね」

イヴ「ええ、残念です」

風子「!?」

紗妃「!?」

怜「!?」

梓「!?」

イヴ「なんですかその反応は」

97: 名無しさん 2016/05/03(火) 13:13:22.99 ID:UDl9lCik0
~寮~

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「少年、オレっちがもっと活躍できる方法はなにかないかね」

転校生「活躍の方法?」

クレプリ「イエスイエス。ほら、シローが少年の救出に大活躍してるだろ?一方オレっちは電話をするだけ。これじゃあ格好がつかないんじゃないかと思たんさね」

転校生「だって、ありす」

ありす「く、クレプリちゃんは・・・このままで・・・いい、ぇす」

クレプリ「それでもオレっちも活躍したいんさね!」

転校生「んー、これは?『ジョジョの奇妙な冒険』っていう漫画のキャラなんだけど」

ありす「?」

エボニー・デビル『てめーのタマキンかみ切ってやるぜーッ! メーーーーン!!』

転校生「というわけで、剃刀でも持ってみる?」

クレプリ「これだと、ありすはこっちの冷蔵庫野郎になりそうさね」

ありす「・・・」ゴソゴソ

転校生「?」

ありす「お・・・ぉれのスタンド・・・ぇ、『エボニーデビル』は・・・・そぃつを恨めば・・・・恨むほど・・・強くなるの・・・ぇす」

クレプリ「・・・ありがとうさね、ありす」

転校生「やばい、超かわいい。わざわざ冷蔵庫の中身全部出すありすかわいい。結構無茶ぶりだったのに応えてくれるありすマジ天使」

ありす「・・・寒い、れす」

クレプリ「んー、やっぱ電話係でいいさね。でも、いざとなったらオレっちがありすを守るからな!」

ふたりは幸せな時間を過ごして終了

98: 名無しさん 2016/05/03(火) 13:23:04.35 ID:UDl9lCik0
今回はここまで。浦白七撫ちゃんのキャラがいまいち掴めない。メノコ姉さんと聞いて某ポケットモンスターを想像したのは自分だけじゃないはず。
結希とならべて結希メノコ。

no title

楯野望

no title

鳴海純

no title

野薔薇姫

no title

小鳥遊自由

no title

支倉刀子

100: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:23:19.27 ID:6SIGzPPg0
 






















皇絢香「転校生くん、ちょっといい?」























 

101: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:25:03.00 ID:6SIGzPPg0
絢香「ほら、この間、勉強教えてくれたでしょ?そのお礼をって思って」

絢香「覚えがない?またまた~」

絢香「ちょっと風に当たりたいな。屋上まで行きましょ?」

絢香「ね?ほら、お菓子も買ってきたのよ。これ、おすすめされたの」

絢香「・・・いいから来てよ」

~屋上~

絢香「察しなさいよ。他の人と離れたかったんだって。前も言ったけど、素をだせるのってアンタの前ぐらいなんだからさ」

絢香「もう、これだから・・・え、なに、その接触禁止って」

絢香「あたし、知らないんだけど。何があったの?」

絢香「ふーん、話すつもりはないんだ。でもね」

絢香「あたしの魔法、忘れたわけじゃないよね」

絢香「いま、アンタが考えていることだとか、必死に言わないようにしていることだとか、全部わかるんだから」

絢香「ほら、観念しなさい」

102: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:25:54.54 ID:6SIGzPPg0
絢香「へぇ、襲われかけたんだ」

絢香「信じていた友達に裏切られて、ねぇ」

絢香「ひどいわね。人の信頼につけ込んで、そんなことするなんて」

絢香「そういうやつの頭の中、覗いてみたいもんだわ」

絢香「・・・覗けるじゃん、あたし」

絢香「ごめん、予定ができた。このお菓子、食べていいから」

絢香「・・・なんでそこで庇うのよ。風紀委員が守ってくれる?ダメよ。その風紀委員が敵の可能性だってあるんだから」

絢香「あたしに任せなさい。いつものお礼、行動で返すからね」

絢香「さ、て、と。まずは誰から調べようかな」

絢香「・・・風紀委員に、詳しい話を聞きますか」

103: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:27:57.27 ID:6SIGzPPg0
絢香「神凪さん、こんにちは」

怜「ん?皇か。こんにちは。何か用か?転校生ならここにはいないが」

絢香「えっと、転校生くんに用事があったわけじゃなくて。まあ、関連はあるんだけど」

絢香「転校生くんと接触禁止が言い渡されてるんだっけ?それについて聞きたいなって」

怜「ああ、その話か。詳しいことは言えないが、転校生が危なかったのでな」

怜(さすがに、女子生徒に襲われかけたなどと言えないだろう。転校生の沽券にもかかわるだろうし)

絢香(なるほど、神凪さんはシロ、と。ん?あっちにいるのは)

絢香「こんにちは、氷川さん」

紗妃「皇さんですか。こんにちは」

怜「どうした、今は当番じゃないだろう。なにかあったのか?」

紗妃「それがですね・・・、すいません、皇さん。少し機密事項を話すことになりますので、席をはずしてもらってもよろしいですか?」

絢香「うん、問題ないよ。神凪さん、ごめんね?時間取らせちゃって」

怜「ああ。大丈夫だ、問題ない」

紗妃(風紀委員が何人か襲われている、だなんて。他の生徒には口が裂けてでも言えませんからね。徒に不安をあおるわけにはいきません)

絢香(様子を見る限り、氷川さんもシロ、と。それにしても風紀委員が、ねぇ)

絢香(そっちも気になるけど、まあ今はいいわね)

104: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:31:11.54 ID:6SIGzPPg0
絢香(お、あれは・・・)

絢香「南さん、桃世さん、こんにちは」

智花「こんにちは!皇さん!」

もも「こんにちは!」

絢香(うん?)

智花「何かご用事でしたか?(風紀委員の弱みを何とかして見つけないと)」

もも「今、いろいろあって暇なんで、何でも聞きますよ!(購買部にいけない以上、そのルートを使ってあれこれするのは無理なんですよねぇ・・・)」

絢香「あっ、えっとね?ほら、看板に転校生くんとの接触禁止が書かれてたから、いったいどうしたのかなって」

智花「えっとですね、その、お恥ずかしながら、ちょっと料理を張り切りすぎちゃって(うーん、夏海ちゃん曰く怜ちゃんもその気があるって言ってたけど)」

もも「先輩がその被害を受けたんですよね。あっ、私はですね、購買部で先輩に構いすぎだって怒られちゃって(うーん、いい方法が思いつきません・・・)」

絢香「そうだったんだ。それは災難だったね(このふたり、思っていた以上に思考がやばいわね。接触禁止なのもうなずけるわ)」

絢香(さっさと離れたいわね。クロなのはわかったし)

<フーシダーラリスクヘッジロマーンス♪

絢香(転校生からメール?)

「From 転校生
 件名 おいしいラーメン屋見つけた
 本文 風飛市からちょっと離れたとこにある
んだけど、マップデータ送っとくね

 添付 マップデータ 画像        」

絢香(ナイスタイミング!)

絢香「ご、ごめん!ちょっと事務所から呼び出しくらったから行くね!」

智花「はい!またお話ししましょうね!(怜ちゃん夏海ちゃんと一緒に遊ぶふりをして、偶然を装って・・・)」

もも「さようなら!頑張ってくださいね!(誰か協力してくれる人がいたらいいんだけど・・・)」

絢香(お願いだから隣にいるのとは協力し合わないでよね)

105: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:37:41.17 ID:6SIGzPPg0
絢香「はぁーっ、ヤバかった・・・あいつらガチだわ」

絢香「ん?」

卯衣(既に風紀委員は10人潰した。残るは神凪怜・氷川紗妃・服部さん・冬樹イヴ・水無月風子のみ。特にこの5人は転校生くんとの接触が多く、なかなか隙を見せない。のこり5人を始末したら次は報道部。彼を面白おかしく書かれると彼が困ってしまう可能性がある。芽はつぶしておかないと。生徒会も権力を使った強引な勧誘をしてたはず。彼女たちを相手取るのは非常に難度が高いけど、直接戦わなければいいだけ。どんな手段を使ってでも転校生くんを手に入れる。そのためにはどんな汚い手でも使って見せる。どんな人間をも利用して見せる。待っててね転校生くん。魔力が多く、他人に受け渡しができるけど自身は魔法が絶望的なまでに弱い転校生くんと魔法は強いけれど魔力を自分で作れない私。私たちほどお互いの欠点を補える存在はいないわ。私たちが一番のコンビなの。ベストカップルなのよ)

みちる(そんなことないと思うけどなぁ)

焔(相性試験ではあたしの方が・・・)

七撫(ちくわ大明神)

絢香(いまの誰?)

絢香(ってそうじゃない!風紀委員を襲ってるのってこの子じゃないの。これは、伝えるべきか否か・・・)

絢香(あら?向こうにも誰かいるわね)

イヴ(今は我慢しないといけないわ。私はともかく、ノエルがちゃんと我慢できるならいいんだけど)

絢香(あ、仲直りしたんだ)

イヴ(私たちはまだ14歳。法的に結婚できる年齢まで2年かかる。今関係を持ったとして、子供ができたとして、その咎を背負うことになるのはだれか?世間一般で見れば、年上で且つ男性の転校生さんに集中するでしょう)

イヴ(それは避けなければいけない。今は、他の生徒の襲撃のおかげで彼から私への信頼は着実に高まっている。あとはこのまま2年、彼との親交を確実に深めていくだけ。その間に他の風紀委員や楠木さんなんかを取り入れるか蹴落とさなければならないのよね)

イヴ(彼が入ってきた時点で私たちは14歳。そして今私たちは14歳・・・あれ?)

シャルロット(神は言ってます。それ以上はいけない)

絢香(なんでみんなそんな思考に入ってくんのよ!)

イヴ(まあいいでしょう。たったの2年です。私とノエルが仲たがいをしていた期間です。あの子も我慢してくれるはず)

絢香(・・・まあ、クロね。ミスター・ポポもびっくりの真っクロね。あの子って確か風紀委員・・・ちょ、そっちは!)

106: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:42:11.13 ID:6SIGzPPg0
卯衣「こんにちは、冬樹さん」

イヴ「・・・こんにちは、立華さん。この学園にはノエルもいるし、イヴでいいわよ」

卯衣「そう、わかったわ。・・・私の記憶が確かであれば、あなたと彼女の仲は悪かったような気がしたのだけれども。随分と仲がよさそうに彼女のことを話すのね」

イヴ「仲直りできたのよ。『転校生さんのおかげ』でね」

卯衣「そうなのね(冬樹イヴと冬樹ノエルとの関係に改善が見られたのは少し前、転校生くんが隔離されていた日以降のことだった。となれば、そこで彼女らが彼になにかしたのは確定的)」

卯衣(いまここで、消さないと)

絢香(ちょ、ヤバいって!あー、もう!)

絢香「あーもしもし?転校生くん?・・・うん、ありがとね、わざわざ。うん。今度お礼するから。いいっていいって、遠慮しなくて。それじゃあね」

絢香(さすがに通行人がいるところでおっぱじめないわよね。もちろんブラフだけど)

卯衣(・・・いえ、機を焦ってはいけないわね)

絢香(よし、とりあえずは思い直してくれたようでよかったわ)

イヴ「・・・皇さん」

絢香「ふ、冬樹さん。こんにちは、どうしたの?(え、なんであなたが話しかけてくるの?)」

イヴ「いえ、転校生さんとお話しされていたみたいだったので、忠告をと」

絢香「忠告?」

イヴ「はい。今の転校生さんは精神的に不安定なので、できるだけ接触は避けるべきです。詳細は話せませんが、もめ事があったので(私たちの夫に手を出すつもりですか。許しませんよ)」

絢香「そうだったの・・・わかった。できるだけ触れないようにしとくね(誰がするか。これから全部まとめて報告してやるっての)」

絢香「それじゃあ、私は部屋に戻るね。さようなら、立華さん、冬樹さん」

卯衣「さようなら(計画は確実に進める必要がある。短気は損気よ。過去の人間はいい言葉を作ったわね)」

冬樹「道中お気をつけて(一番の障害になりうるのはおそらく委員長。氷川さんはどうせチョロイからこちらから動かずとも自然と・・・)」

107: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:46:35.46 ID:6SIGzPPg0
~寮~

絢香「だーかーらー!アンタ、本格的にやばいって!風紀委員だって信用できないんだって!」

絢香「それと、立華さんとか、南さんとか、桃世さんとか、ヤバいやつらばっかなんだってば!」

絢香「え、じゃあどうするのか、って?それは・・・」

絢香「うーん、ていうか、もう学園にいること自体がやばいでしょ」

絢香「じゃあ、あたしの事務所で匿う、とか?それだと安全だし・・・」

絢香「冗談よ・・・ねぇ、なんでそんなに離れてるの?」

絢香「なんで私から距離をとるの?なんであたしを疑ってるの?」

絢香「あたしが信用できないの?なんで?あんな奴らは信用できるのに?」

絢香「アンタを守るために動いたあたしがこんな扱い受けて、あんなこと考えているあいつらがアンタに信用されて」

絢香「それってどういうことなの?おかしくない?」

絢香「アンタのこと、一番わかってあげられるのはあたしなのよ?」

絢香「アンタが何を考えているのか、すぐにわかる。なんでも聞こえる。アンタが何を言いたいかすべてわかる」

絢香「アンタの怒りも苦しみも悲しみも絶望もすべてを理解できるのはあたしだけなのよ」

絢香「あたしはトップアイドルよ。人ひとり匿うぐらいできるわ」

絢香「・・・それとも、闇のお兄さんたちを呼んで、あんたを強制連行した方がいいかな」

絢香「それはいやでしょ?あたしもそんなことしたくない。私にとってもリスキーだしね。だから、さ」

108: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:47:01.84 ID:6SIGzPPg0
 























絢香「あたしと、一緒に来て」
























 

109: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:51:34.19 ID:6SIGzPPg0
~風紀委員室~

風子「・・・完全に、ノーマークでしたね」

怜「今日彼女と会話したが、そのようなそぶりは見せなかった。いや、接触禁止について聞いて回っている時点でその兆候はあったのか?」

紗妃「今回は誘拐未遂、っと。楠木さんがたまたま寮の廊下で話を聞いていたので、事なきを得ましたね」

梓「ただいまーっス。皇絢香からしっかりと話は聞いてきたッスよ。あくまで本人の主張では、学園生たちの思考を読んで、先輩が危ないから匿おうとしたらしいッス」

イヴ「誘拐自体は未遂で終わっています。皇さんが楠木さんに気付き、急いで事をなそうとしたみたいですが、楠木さん本人が全力で止めにかかって、その間に人形が通報してきてくれたみたいです」

怜「クレイジープリンセスだったか。今回は本当に危なかった。風紀委員も私たちしか動けない以上、皇が増援を呼んだらまずかっただろう」

風子「んー、計画的ではなく、あくまでも突発的だと・・・懲罰房には1週間、接触禁止は3ヶ月で行きましょうか」

イヴ「短くないですか?」

風子「あくまでも判断基準は計画的か、突発的かなんで。明確に悪意があってやってるわけじゃないんで、それも加味してます」

紗妃「今、転校生さんは、楠木さんのところですね。またですか・・・(送って行きたかったなぁ・・・わ、私は何を!)」

イヴ「楠木さんの何がそんなに彼を引きつけるのでしょうか?」

怜「転校生曰く、バブみがあるらしいが・・・」

イヴ「バブみ?」

梓「シャアがララァに感じてるあれッス」

イヴ「すいません、わかりません・・・調べておきます」

風子「あ、ウチ、ファーストならDVDで全部持ってますよ。貸しましょうか?」

イヴ「ふぁーすと?何かの最初ですか?」

梓「あー、そっからかぁ・・・」

110: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:54:07.90 ID:6SIGzPPg0
~ありすの部屋~

転校生「心がぴょんぴょんする・・・桃源郷はここにあった」

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「少年、ちょっと、いや、かなり気持ち悪いさね」

ありす「よしよし・・・」

転校生「いや、今回はガチで怖かった。朝に絢香と会って、昼に律と千佳とラーメン食いに行って、夕方帰ってきたらこれだからなぁ」

クレプリ「さりげなくリア充してるんさね。面妖な」

ありす「らぁめん、おいしかったですか?」

転校生「おいしかったよー。こんどありすも連れて行ってあげようかな」

クレプリ「おいおい、少年。女の子に対してラーメン連れて行くってのはないんじゃないか?ほら、おされな茶店とかないんかね?」

ありす「わたしも、らぁめん、食べたいです」

転校生「よーし、お兄さん奢っちゃうぞー!」バリバリ

クレプリ「それはいけない」

転校生「冗談冗談。こっちはツクとか紗妃とかをからかう用。普段使ってるのはこっち」パカー

クレプリ「な、なんだ、ちゃんとしたのがあるならあるっていってほしいさね」

ありす「?」

転校生「さて、ありす。ふたりだけで行きたい?それともほかにだれか連れていく?」

ありす「ぁ、ぇと、ふ、ふたりきりで、ぉねがいします、はぃ」

転校生「おっけ。じゃあ、明日にでも行こうか」

ありす「はぃ」

ふたりは幸せな時間を過ごして終了

111: 名無しさん 2016/05/04(水) 20:57:31.35 ID:6SIGzPPg0
~???~

絢香(今日一日、学園生の思考を読みまわってたけど)

絢香(あいつが一番ヤバい)

絢香(転校生はよく気付かなかったっていえるぐらいに、ヤバい)

絢香(今回は、本当に事を急ぎすぎた。でも、そうしなければならないぐらいヤバかった)

絢香(でも、どうにかして、あいつから転校生を離さないと)

絢香(あたしには無理だった。あたしはもうこのステージから降りてしまった)

絢香(降りた人間はもう戻れない。そう考えると、望みは2種類しかない)

絢香(既にステージにいる人間があいつを降ろすか、まだステージに上っていない人間があいつを降ろすか)

絢香「純ちゃんでも、だれでもいい・・・あいつを、あの舞台から引きずり降ろして」

絢香「あいつだけは、本当にどうしようもないから」

To be continued・・・

112: 名無しさん 2016/05/04(水) 21:15:19.79 ID:6SIGzPPg0
今回はここまで。花嫁イベントの絢香がかわいかった(小並感)ありすちゃんもドレス着たけど犯罪臭しかしないのはなぜだろう。
次はさらちゃんとか学園長とかゆえ子とかかな。

no title

皇絢香

no title

松島みちる

no title

来栖焔

no title

浦白七撫

2fDfigz

シャルロット・ディオール

113: 名無しさん 2016/05/05(木) 23:06:56.76 ID:gZanISkl0
結希新SRエピソードより 一部抜粋(ネタバレあり、になるのかなこれ)


FmEbFm7



これはヤル気ですね

114: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:28:52.03 ID:bctV1gOg0
 




















水無月風子「転校生さん」















 

115: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:30:48.61 ID:bctV1gOg0
風子「大変申し訳ねーですが、今日は風紀委員が一人もアンタさんにつけそうにねーんですよ」

風子「だから今日一日は部屋で過ごして・・・と、言おうと思ってたんですが」

風子「まー詳しくは言えませんが、部屋も危険なんですよ」

風子「てゆーか、学園のどこにいても危険ですね。なので、ある場所で過ごしてもらいます」

風子「仮に、生天目つかさが襲ってきても対応できる場所ですよ。・・・そう、生徒会室です」

風子「まことに遺憾ではありますが、こうしなきゃならねー事態になってますんで」

風子「本当に、遺憾ではありますが」

風子「あ、そうそう。これ、渡しておきますね」

風子「風紀委員呼び出し装置です。楠木ありすにもわたしてあります」

風子「押せば、たぶん服部が、もしくはそれ以外の風紀委員が速やかに駆けつけますので。いざというときは押してくださいよ?」

風子「あんたさんは、ウチ個人としても大切な人間です」

風子「大事になる前に、絶対に使ってください」

116: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:32:41.90 ID:bctV1gOg0
虎千代「転校生、よく来てくれたな。お前の件は聞いている。ここにいる限りはつかさだろうが遊佐だろうがどんな奴にも手は出させん」

薫子「では、本日の業務を・・・早いですね。すでに取り掛かっていらっしゃいましたか」

聖奈「仕事が早いのは助かるが、今日はそういう目的で呼んだわけじゃない。ゆっくりしてるといい・・・なぜ手を進める!」

チトセ「まあ、彼がそれをしたいというならいいんじゃない?自分はゆっくりしておいて他が忙しなく働いている・・・なんて、彼には耐えきれないでしょうし」

虎千代「ハハハ。転校生らしいじゃないか。だが、休みたくなったらいつでも休め。ここにトイレはないから、行きたくなったら朱鷺坂が着いていく」

チトセ「え!?私!?」

薫子「その他欲しいものがあれば神宮寺さんが持ってきてくれます。こういう時こそ、彼女を使わないと」

聖奈「今のところ他生徒の訪問許可は出していないが・・・わかった、楠木だな。伝えておこう」

虎千代「じゃあ、今日はよろしく頼むぞ。ん?何か違うな。まぁいいか」

117: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:36:56.32 ID:bctV1gOg0
チトセ「そういえば、気になっていたのだけれど、結局誰に襲われたの?」

聖奈「朱鷺坂!」

チトセ「あら、いいじゃない。それに、敵を詳しく知っておかなければ警戒もできないわ。有名どころは宍戸さんや南さんだけど、他はどうなの?」

チトセ「そう、桃世さん、白藤さん、野薔薇さん、支倉さん、小鳥遊さん、皇さん、立華さんね・・・」

薫子「しかし、南さんや桃世さん、白藤さんなんかはあからさまでしたが、野薔薇一家が直接手を下すとは・・・」

虎千代「それに宍戸や皇なんかは自分の地位というものをもっと大事にしていると思っていたが・・・いざとなったら抑えが聞かなくなるのか?どうなんだ、聖奈」

聖奈「どうして私に聞くんですか、会長」

虎千代「この中で性格的に宍戸に近いのはお前だと思ってな。・・・大丈夫だな?」

聖奈「大丈夫です。私はこれまでの努力を捨ててまで彼を得ようとは思いませんから」

薫子「賢明ですね」

チトセ「ふふ、女はね、どうしても得たいものを目の前にして、あと少し手を伸ばせば届くって時に、躊躇なく手を出すことができるものなのよ」

聖奈「・・・わからん」

チトセ「あら、転校生くん、どうして距離をとるのかしら。さっきのはただのたとえ話よ、別に他意はないわ。そんな反応されると哀しいじゃない・・・どうしてさらに距離をとるの」

薫子「朱鷺坂さん。少し校舎周りを走ってきてください。転校生さんを無意味におびえさせた罰ですよ」

聖奈「校舎、ではなく校門の外を一周でいいだろう。今こいつ(転校生)は要治療対象だ。下手なことはできんというのに。・・・ああ、病気としてみなされている。躁鬱病扱いだったかな。実際、若干その気はあるだろう」

虎千代「そういうことだ。さっさと行ってこい」

チトセ「ひどいわひどいわ。生徒会で後輩いじめが横行してるのよ。転校生くん、何とか言ってよ」

チトセ「だから、距離を取らないでってば!」

118: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:38:38.75 ID:bctV1gOg0
初音「薫子お姉さまーっ!頼まれてた菓子とゲーム一式持ってきましたよーっ!」

薫子「ご苦労様です。では、それを入り口において速やかに回れ右をしてください」

初音「えー、せっかくあたしも一緒にやろうと思ってコントローラ持ってきたのにー」

沙那「初音様。現在生徒会には生徒会役員以外は入室禁止になっているようです」

初音「えー、いーじゃんかー。いいですよねっ、お姉さま?」

薫子「・・・と、言ってますが、どうします?・・・わかりました。許可が出ましたので、どうぞ。ただし、ここで見たことは絶対に漏らさないように」

初音「え、なになに?そんなヤバいもんが・・・なんだ、転校生か」

沙那「こんにちは。転校生さん。しばらくは風紀委員の監視のもと過ごすのではありませんでしたっけ?」

薫子「ヘッドハンティングしました」

初音「さすがお姉さま!」

虎千代「それは嘘だぞ。今回はただの護衛だ。風紀委員の代わりにな」

初音「は?護衛?なんでこいつに?『霧の護り手』がうろついてたりすんの?」

沙那「転校生さんが多数の女子生徒に襲われているからですね。例の看板で接触禁止が解かれていないものたちが実行犯でしょう」

初音「ほえー、あたしでもそんなんされないのに、あんたはさすがというか・・・」

薫子「ですから、他言無用なのです。ここに彼がいることを知られない。それが一番の対抗策ですから」

チトセ「ぜぇ、ぜぇ・・・走って来たわよ・・・」

初音「なんでこいつ興奮してんの?」

沙那「転校生さんがいるからじゃないですかね」

薫子「朱鷺坂さん。追加で5周です」

チトセ「な、なんで・・・」

119: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:41:42.08 ID:bctV1gOg0
虎千代「むっ」

薫子「どうしました?会長」

虎千代「すまん。執行部の方から呼び出しがかかった。すこし空けるが、すぐに戻ってくる」

薫子「わかりました。こちらはお任せください」

初音「あっ!沙那!ハメるな!コンボ決めるな!・・・ああ!」

沙那「申し訳ありません。真剣勝負になると手が抜けないもので」

初音「ぜってー嘘だ!この前半泣きの仲月相手に絶妙な手加減で負けてたくせに!」

チトセ「後ろががら空きよ」

沙那「残念、カウンターです」

チトセ「くっ!耐えなさい、耐えるのよ!・・・よし!ってああ!転校生くん!なんで追い打ちかけるのよ!」

初音「これで沙那と転校生の一騎打ちかー。沙那のエロスーツサムスは強いぞ~」

沙那「おほめいただきまして、光栄です。ですが、転校生さんもなかなか・・・」

チトセ「普段から楯野さんと鍛えてるんでしょ?あのニート相手にやりあえるんだから当然と言ったら当然よね」

虎千代「・・・心配は必要なさそうだな」

沙那「これでフィニッシュです!・・・受け身!?そんな馬鹿な!」

初音「あのタイミングで決めるか!やるねー!」

虎千代「では、行ってくる。留守は頼むぞ」

薫子「了解です」

120: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:47:13.79 ID:bctV1gOg0
聖奈「・・・また天文部から予算増加の申請が来てるな。何度言ったらわかるんだあいつらは・・・すまないが、少し話をしてくる」

チトセ「あら、直接するの?」

聖奈「ああ。あいつらはこっちから直接行かないと話がつかないんでな。何度も申請してきている」

チトセ「それじゃあ、いってらっしゃい」

薫子「ちょっと、転校生さん!それは私が取ろうとしアイテムで・・・」

初音「ちょ、こっちくんな!こっちくんな!」

沙那「転校生さん。アイテムに気を取られすぎですよ。だからこんな風に・・・うっしゃ!」

初音「沙那ー、キャラ、キャラ。崩壊してんぞ」

沙那「なんのことでしょう?」

薫子「よし、ホームランバットはもった。あとは打つだけ!」

聖奈「そういえば、朱鷺坂はさっきやっていたみたいだが・・・負けたのか?」

チトセ「ええ。4位が交代よ」

聖奈「そうか。では、行ってくる」

チトセ「いってらっしゃい」

沙那「だから!なぜ!そのタイミングで受け身をとれるんですか!」

121: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:51:04.09 ID:bctV1gOg0
チトセ「さて、と邪魔者はいなくなったわね」

薫子「邪魔者だなんてひどいですわ。ただ少し計画のために控えていただくだけですのに」

沙那「転校生さんの捕縛を終えました。ゲームに夢中になっていたので簡単でしたね。決して負けた腹いせではないですよ」

初音「よし、さすが沙那!仕事が早い!」

薫子「あら、何をするのか、といいたそうですね。でも、すでに予想はついているでしょう?」

チトセ「ほら、あなたとても義理堅いじゃない。聞いたわよ。冬樹ノエルさんを待っていた話。だから、それを利用させてもらうわ」

沙那「例えばの話ですが、私たちの誰かがあなたの種で孕んだとして、あなたはそれを無視できるでしょうか。・・・できませんよね。それがあなたです。たとえ孕まなくても責任を感じるでしょう」

初音「いいじゃんいいじゃん。ほらほら、親衛隊の誰の手にも届かなかった身体を手にできるんだぜ?」

チトセ「大から小までよりどりみどり・・・まあ、全員相手にしてもらうけどね」

沙那「転校生さんのお召し物はすでにこちらです」

初音「マジでいつの間にやったんだ?」

薫子「そのようなことは今はどうでもいいのです。大事なのは、ここから」

122: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:52:33.65 ID:bctV1gOg0
 


























薫子「さあ、鳴きなさい。それとも、鳴かされるのは私たちかしら」

沙那「本物のメイドの奉仕というものをお見せいたしましょう」

チトセ「数百年かけてじっくりと熟した業、見せてあげるわ」

初音「抵抗すんなよ?あたしの人生最大の悪戯なんだからな」





























 

123: 名無しさん 2016/05/06(金) 22:55:04.39 ID:bctV1gOg0
~風紀委員室~

虎千代「本当にすまなかった!お前たちに任されたというのに、まさか私が離れたすきに、事を為しているとは・・・」

風子「しかも犯人は身内だった・・・ちょーっとばかし問題ですね」

紗妃「楠木さんに例の道具を渡しておいて正解でした。ちょうど手を出そうとしたときに、生徒会室に到着したそうです」

梓「まさにか間一髪でしたね。自分が間に合ってよかったッス」

怜「楠木もためらいなくボタンを押したそうだ。転校生に渡した分が使われなかったのは、相手が悪かったというか・・・」

梓「月宮先輩は『幻世「ザ・ワールド」』で時間を止めてきますからね。Dr.キサラギから借りていた「タイムストッパー」を持っていなかったらヤバかったッス」

怜「(タイムストッパー?)今回は薬やその他諸々を盛られていなかったみたいだ。椎名が今転校生の容態を確認してくれているようだが、特に問題はないだろう」

イヴ「・・・連絡が来ました。転校生さんは全くの無事で、今は元気に跳ね回っているらしいです」

紗妃「跳ね回るって、うさぎじゃないんですから」

イヴ「楠木さんが保健室を訪ねたみたいで、喜びのあまり・・・だそうです」

紗妃「あの人はまったくもう・・・まあ、無事なら何も言うことはありませんが」

風子「それじゃあ、今回の事件の実行犯4人は1ヶ月半懲罰房に入ってもらって、接触禁止を9ヶ月にしておきます。・・・しっかし、次からはどこに預けましょーかね」

虎千代「私は、薫子と朱鷺坂に喝を入れてくる。少しは反省してくれるといいのだが・・・」

風子「無理でしょうね。今のところ反省して自粛している人物はゼロですから」

怜「この学園、本当に大丈夫なのか?」

イヴ「転校生さんはそのまま楠木さんを連れて風飛の街に出かけたみたいですね。(楠木さんが)羨ましいです」

紗妃「(のんきな転校生さんが)羨ましいですね」

イヴ「え?」

紗妃「え?」

124: 名無しさん 2016/05/06(金) 23:01:22.42 ID:bctV1gOg0
~風飛市郊外~

転校生「はい。ここが前に言ってたラーメン屋だよ」

ありす「ぁ、ありがと、ござ、ます」

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「おー、ありすだけだったらこんなとこ来ないさね。ちょっとばかし、かぁいい女の子一人じゃ入りにくい場所さね」

コノヨノスベテノショクザイニカンシャヲコメテ、イタダキマス

転校生「僕は律と千佳から教えてもらった。ありすは僕から教えてもらった。次はありすが誰かに教える番だからね」

ありす「ゎ、わたしが、ぇすか?」

転校生「そうそう。こうやって、口コミっていうのは広まっていくんだ。さらとか秋穂とか、だれでもいいんだ。自分が教えてあげたいって思った子に教えてあげるといい」

クレプリ「んじゃ、その味を伝えるためにも、とりあえず食べてみるさね」

アジノホウセキバコヤー!
オソマツ!

転校生「好きなものを頼んでいいよ。お金は持ってきたから」

ありす「ぁ、ぇと、じゃあ・・・」

ヤサイマシマシニンニクカラメアブラデ
オヒメチン、マダタベルノ・・・

クレプリ「お、プリンあるじゃねーか。ありす、これ頼んどけ、な?」

ありす「そ、それは最後に、たのむから、えと、何食べようかな」

転校生「ゆっくり選ぶんだよ。ラーメンは逃げないからね」

ゥンマアアーイ!タトエルナラサイモントガーファンクルノデュエット!
オイ、コエガデケーゼ

クレプリ「オレっちも食べれたらよかったんだが・・・そこはありすに任せるから、責任重大だぜい?」

ありす「え、そ、そんな・・・ぁ、ぇと、じゃあこれを・・・」

ふたりはおいしいらぁめんを食べて終了

125: 名無しさん 2016/05/06(金) 23:02:51.05 ID:bctV1gOg0
~おまけ~

転校生「へぇ、他の人とカラオケに行った時の動画かぁ」

クレプリ「おうよ!結構うまいやつとか多かったんだぜい」

転校生「じゃあ、ちょっと見てみようかな。再生、と」


恋『そこに跪いて!認めたいの あなたを 私のやり方で♪』

刀子『目と目が逢う 瞬間好きだと気付いた♪』

聖奈『ミラクルスタ→とスタ→ スタ→とスタ→♪』

心『Kosmos,Cosmos 跳び出してゆく 無限と宇宙の彼方♪』

姫『しゃなりしゃなり おじょうさま か弱いオーラで惑わせる♪』

ノエル『ミツボシ☆☆★→パッて弾けて 飛び乗って流星♪』

ソフィア『ハートは嘘をつけない わかるわ 笑顔になる扉はほら! すぐそこ!!♪』

結希『Do you know venus? Be your venus♪』

さら『やりたくない なにもしたくないない♪』

初音『DOKIDOKI のちに わけわかんない このキモチ♪』

あやせ『レッツゴー バターとりんご そしてグラニュー糖 ラム酒をふってレモン汁♪』

風子『全身全霊 全然オッケー 元気があれば何でも出来る♪』

エミリア『夢のティアラ 変われるかな♪』

真理佳『今 日指してく私だけのストーリー BRAND NEW TOUCH 始めよう SAY"HELLO!!"』


転校生「どこかでみたラインナップなんだけど」

クレプリ「だろ?」

転校生「ちなみに、ありすは何を歌ったの?」

クレプリ「『スペック使い切ったゲームソフトのようですぅ』だったな」

転校生「え、マジ?」

クレプリ「マジ」

126: 名無しさん 2016/05/06(金) 23:17:25.79 ID:bctV1gOg0
今回はここまで。中の人被りマジで多いですね 、調べてみてびっくりしました。
わかるわソフィアとか恋閣下とか、コラボしてくれないかな。ひなびた♪がいけたからいけると思うんだけどな。
アイオライト・ブルーで魔物を蹴散らす花屋さんとか出てきてもいいんだぜ?

no title

武田虎千代

no title

水瀬薫子

no title

結城聖奈

no title

神宮寺初音

no title

月宮沙那

129: 名無しさん 2016/05/08(日) 13:56:59.67 ID:r13qW8S50

















遊佐鳴子『やあ、転校生くん』

















 

130: 名無しさん 2016/05/08(日) 13:58:46.04 ID:r13qW8S50
鳴子『僕だよ。遊佐鳴子だ』

鳴子『今は風紀委員がうるさいからね。直接会って話すことはできない』

鳴子『だけど、いくらか話しておきたいことがある』

鳴子『と、いっても詳しく話すことはできないんだ』

鳴子『結構深刻な状況でね。君の方でも警戒をしていてもらいたい』

鳴子『よく聞いてくれ。一度しか言わない。これを話すことは、話せば僕自身にも危険が及ぶかもしれないことだ』

鳴子『では言うよ。「天文部」に気を付けるんだ。それと、「散歩部」もかな』

鳴子『できるだけ自然に、関係を浅くしていくんだ。君に危険が及ぶ前に。だから、すでに予定があるとかだったら、それはこなしたほうがいいかな』

鳴子『それじゃあ、僕はしばらく身を隠すよ』

鳴子『心配してくれてありがとう。でも大丈夫だ。そもそもすでに隠れているからね』

鳴子『今から隠れ場所を移すだけだ。風紀委員によろしくね』

131: 名無しさん 2016/05/08(日) 13:59:12.10 ID:r13qW8S50
 











鳴子『あ、そうそう。夏海に何か聞かれたら「今日の下着は黒だ」と答えてくれ』

鳴子『意味なんか特にないけど、そこからどんな考察をしてくれるのか、楽しみでね』

鳴子『それじゃあ、今度こそ切るよ』











 

132: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:02:05.54 ID:r13qW8S50
紗妃『もしもし、転校生さんですか?』

紗妃『突然ですが、5月6日からMore@で私以外のほかの風紀委員と電話ができるようになってるんですよ。知ってました?』

紗妃『はい。私以外全員とお話し可能です。風紀委員では、私以外と全員です』

紗妃『な、泣いてなどいません!どうしてあなたと話をできないくらいで私が泣くんですか!寂しくもないです!』

紗妃『と、冗談はこのくらいにして、本題に入ります』

紗妃『報道部の遊佐さん、ご存知ですよね。彼女が、最近学園で姿を見掛けられていないのです』

紗妃『もう知ってるかもしれませんが、学園生が何人も何者かに襲われていますので、少し話を聞きたかったのですが』

紗妃『え、さっき電話で話した!?な、内容は!?』

紗妃『なるほど、危険を察知してしばらく身を隠す、と。ていうか既に隠れていると』

紗妃『行動が早いというかなんというか・・・他には、何か言ってませんでしたか?』

紗妃『ふむふむ、「天文部」と「散歩部」に気を付けろ、ですか』

紗妃『天文部は確か、「風槍ミナ」「南条恋」「双美心」「服部梓」「立華卯衣」の5人でしたね』

紗妃『そして散歩部は「仲月さら」「冬樹ノエル」「瑠璃川秋穂」「朝比奈龍季」「瑠璃川春乃」の5人でしたか』

紗妃『え?朝比奈さんと瑠璃川姉の方は違うって?そうでしたか。何分、正式な部活ではないものですから、資料がなくて・・・』

紗妃『では、「仲月さら」「冬樹ノエル」「瑠璃川秋穂」の3人ですね、わかりました』

紗妃『転校生さんも気を付けてください。風紀委員はほとんど全滅しています』

紗妃『今は私たちに代わって精鋭部隊が見回りなどをしてくれていますが、本来の彼女たちの仕事ではないぶん、対応が遅れることもあるでしょう』

紗妃『ですから、できるだけ、他人との接触は控えるようにしてくださいね』

紗妃『それでは』

紗妃『・・・だから泣いてなどいません!』

133: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:03:18.28 ID:r13qW8S50
夏海「ねぇ、転校生」

夏海「部長を知らない?報道部の部室にさあ、こんな置手紙があったのよね」

手紙『しばらくよろしく 遊佐家の鳴子さんより』

夏海「あの人取材に行ったと思ったら旅館に泊まったりするしさぁ、本当何してるのかわからないのよね」

夏海「まったく尻尾もみせてくれないし・・・え?知ってるの?」

夏海「え”、今日の部長の下着は黒!?なんであんたがんなこと知ってるのよ・・・」

夏海「部長が?あたしに?伝えてくれって?ってことは、そこになんらかのメッセージがあるってことよね」

夏海「むむむ・・・下着が黒・・・パンツ・・・ブラ・・・ブラック・・・」

夏海「あたし、今からちょっと考えてるから、あんぱん買ってきてよ」

夏海「はい、これお金ね。ついでに、好きなもの買ってきていいわよ」

夏海「・・・弟をこき使う姉みたいですって?いいわね、それ。さあ、お姉ちゃんのためにいってきなさい!・・・そんな顔でみないでよ」

134: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:04:26.86 ID:r13qW8S50
兎の助「よう!転校生!どこにいくんだ?」

兎の助「ほう、夏海に頼まれてあんぱんを、か。購買に売ってなかったか?」

兎の助「・・・購買が怖いってなんだよ。まるでなんかあったみたいだぞ」

兎の助「おまえ、もしかして・・・風紀委員を怒らせたな!」

兎の助「あ、違うのか。じゃあなんなんだ?購買って言ったらももだろうけど、まさかあいつを怒らせたのか!?」

兎の助「お、おい。なんでももの名前をだしただけでそんなにおびえるんだよ。あ、もしかしてあの接触禁止の貼り出しに関係g」

エレン「そこまでだ」

兎の助「お、エレンじゃねーか。何か用か?」

エレン「転校生。こいつの相手は私がしておく。今のうちに行ってこい。護衛は要るか?」

エレン「わかった、大丈夫なんだな。念のため、街にいる精鋭部隊の者に連絡はしておく。・・・こいつらだ。いざとなったら呼べ」

兎の助「おーい、なんだ?マジでなんかあったのか?」

エレン「いや、なんでもない。さっき話していた通り、転校生が桃世にデリカシーのない発言をしたという話だ」

兎の助「あ、やっぱり?いやー、俺程生徒を見ているとすぐに生徒の問題が見えてくるっていうか・・・」

エレン(本当に扱いやすいな。守谷といい、こういうのをチョロイというのか)

135: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:05:13.70 ID:r13qW8S50
 












焔「転校生」














 

136: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:08:48.60 ID:r13qW8S50
焔「なんだよ。あたしが街にいるのがおかしいのか?」

焔「でも、今日は遊びじゃないんだ。エレンが、というか精鋭部隊が学園含むいろんなところを警備して回ってる」

焔「なんでも、風紀委員が今機能していないらしい。・・・なんだ、知ってたのか」

焔「門を出る前にエレンと会った?そうか。じゃあ、あたしが近づいた理由もわかってるな」

焔「その通りだよ。あんたの護衛だ。他に他意はないからな・・・はぁ!?デート!?」

焔「なんでそうなるんだよ!あ?『男と女が一緒に遊ぶだけでほら、それは不純異性交遊(デート) By氷川』?遊ばねーよ!ていうかそんなポエムみたいなこと言わないだろあいつは!」

焔「え、マジで言ったの?ああ、ツイッターか・・・ってやっぱり脚色してるじゃねーか!『男女の接触は如何なる場合でも不純異性交遊とみなします』ってなってるだろ!よく見ろ!え、リプ・・・って服部じゃねーか!」

焔「くそっ、なんであたしがこんな・・・え?もう用事は済ませた?もう帰るだけ?」

焔「おまえ!あたしをからかったのか!いや、あんたは前からそんな奴だったよな」

焔「守谷はいっつも騒いでたな。あたしはあんたの標的になってなかっただけ・・・って前より悪くなってるってことじゃねーか!」

焔「まあいい。戻るんなら戻るで、一応護衛するから。それじゃあ、行くぞ」

焔「え?我妻?あいつは部屋で待機してる。当然だろ。あいつを見回りなんかに出したら海を越えるぞ」

焔「この前は、カラオケに行こうとしたら、いつのまにかインドで象に乗ってたらしい。日付は、これだな」

焔「写真あるぞ・・・ほら、これ。結局、どうやって帰ってきたのか知らないんだよな。はぁ?その日ロッカーから出てくるのを見かけたって?」

焔「マジでなんなんだよあいつ」

137: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:10:54.42 ID:r13qW8S50
夏海「遅い!転校生遅いわよ!」

夏海「ちょっと購買まで行って戻ってくるだけじゃないの!はぁ!?町までわざわざ行ってたの!?馬鹿じゃないあんた」

夏海「はあ、ももを怒らせたんだ。へぇ、それで購買にいけない、と」

夏海「とりあえず、ちょうだいよ、あんぱん。・・・ありがと♪」

夏海「よし、これで考えが捗るはずよ!・・・黒の下着・・・隠すものは胸・・・」

<テンコー、メール!

夏海「ん?あんたでしょ。誰から?・・・え、部長?」

「From 鳴子さん
 件名 夏海に伝えておいてくれ
 本文 記事の締め切りはちゃんと守るようにって
    内容をMore@で送ってくれたらいいから。
    自分で直接言えって?おもしろくないから
    いやだよ               」

夏海「あ、締め切り・・・すっかり忘れてた。締め切り明日じゃん。どうすんのよこれ!」

夏海「部長の居場所はわからないし、締め切りは近いし、記事はまだできてないし、ヤバいじゃん!」

夏海「そ、そうだ!さっき言ってたあんたともものことちょっと聞かせ・・・てってなんで逃げるのよー!ちょっとだけだからー!」

夏海「先っぽだけ!でいいから!あとは脚色するからー!」

メアリー「Hey!Fuckin'girl!」

夏海「何よ!今あたし忙しいんだけど・・・え、メアリー?何か用?」

メアリー「詳しく話を聞かせてもらおうか。あいつに、ナニをするって?」

夏海「な、なんであんたがそんなに詰め寄って・・・て、転校生ー!誤解!誤解解いてー!」

メアリー「アタイが見張っている以上、あいつになんかできると思ったら大間違いだからな!おら!こっちこい!」

夏海「ちょっと、だ、だれかー!」

138: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:11:54.92 ID:r13qW8S50
夏海「あー、死ぬかと思った」

夏海「え?そりゃ、ずっとくすぐられてたんだもの。・・・何想像してたのよ」

夏海「途中で浅梨が外に出なかったらヤバかったわ」

夏海「んで、マジでやばいのよね。本当に、何があったのか話してくれない?これが最後のお願い」

夏海「んー、やっぱダメよね。うん、わかってた。あんたがダッシュで逃げ出すぐらいのことなんだから、特大スクープに違いないんだろうけど・・・」

夏海「あんた、口かたいもん。特に、誰かを庇うときとかね。まあ、嘘吐いてるのとかすぐにわかるけどね」

夏海「ていうわけで、あたしはほぼ八方ふさがりなわけ」

夏海「で、どうするべきだと思う?」

夏海「学園生の謎の負傷?それねー、部長が調べるって言ったっきりなのよ。けど、だいぶ前の話よ?」

夏海「調べてる途中でヤバくなったから隠れてるんだと思うけど、あんたに連絡が来た分以外は音沙汰なしなのよねぇ」

夏海「だけど、おんなじ土俵で、今のところあたしが部長に勝てるわけないからパスよ。いずれ勝って見せるけど、それはそれ、これはこれ」

夏海「というわけで、最終手段、行かせてもらうから」

139: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:13:38.12 ID:r13qW8S50
夏海「ネタがないなら自分で作ればいいのよ。転校生が、報道部の部員と交遊していたっていうネタをね」

夏海「あら、逃げれると思ってんの?魔法を使えば、あんたを動けなくすることぐらい簡単なんだから」

夏海「ほら、こうやって簡単に押し倒せる。服はミストファイバーだから、そーいうのをしやすい服にできるしね」

夏海「あたし、これでも結構あんたのこと気に入ってるのよ。遅くまであたしに付き合ったりしてくれるしね」

夏海「ほらほら、これであんたがほかの女に怒られることもなくなるわ。だって、あたしのモノになるんだから」

夏海「今の状態みたいなのを写真に撮って、記事にする。学園公認カップルの出来上がりよ。簡単でしょ?」

夏海「あたしが、智花のこととか知らないと思った?あんなあからさまな看板出されたら察するにきまってるじゃない。あとは裏をとれば確信に変わる」

夏海「大体わかるでしょ?それに、少なくとも、あそこに挙がってる人はあんたの体のこととか知りたがってるのよ。需要があるの。だから、あたしがそれを調べ上げる」

夏海「ほら、テレビでも現地まで行って、体験レポートとかするじゃない。それと一緒よ」

夏海「あたしが、あんたの体を、隅々まで調べ上げる。ついでの体の使い心地なんかも実体験する」

夏海「報道にはリアリティが必要だからね。大丈夫、あんたは天井のシミの数を数えているだけでいいわ」

夏海「それじゃあ、転校生」

140: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:14:10.44 ID:r13qW8S50
 













夏海「取材を始めるわよ」














 

142: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:16:59.93 ID:r13qW8S50
~精鋭部隊詰所~

月詠「えっと、転校生、大丈夫?身体とか、心とか・・・」

エレン「我妻を捜索中にあんなことになっているとは・・・他の学園生を侮っていたようだ」

メアリー「でもよ、転校生。なんで部屋に二人っきりなんていうリスキーなことをしでかしたんだ?それぐらい警戒しろっての」

メアリー「・・・え、窓から入ってきた?なおさらじゃねーか。確実に狙ってるやつだろ、それ」

メアリー「はあ、扉の鍵が壊されてたと。あいつ、そこまでやるのかよ」

浅梨「でも、間に合ってよかったですね。ありすちゃんが連絡をくれたんでしたっけ?」

月詠「転校生の悲鳴を聞いて、ありすがあらかじめ転校生の部屋に配置してた「魔彩光の上海人形」で夏海を攻撃、気絶させたんだっけ」

焔「・・・風紀委員から連絡が来た。話してた通り、あたしらがいない隙に扉の鍵が開かないように細工、そして窓から侵入したんだとよ」

エレン「しかし、仲月の犬といい、楠木の人形といい、ロカのインコといい、順調に学園生以外が強くなっているな。私たちもうかうかしていられない」

メアリー「学園生以外ってとこに疑問を持とうぜ」

焔「でも、急になんて強くなれないだろ?どうすんだよ」

月詠「そういえば、あんたとおなじ「ほむら」て名前の子が時間を止めて重火器乱射してたの見たことあるわ。あんたはできないの?」

焔「無理。神宮寺のメイドじゃねーんだから」

月詠「え?時間を止めるとか、冗談だったんだけど(あれはまたあたいたちとは別の魔法な気がするし)」

焔「え?」

月詠「え?」

143: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:20:16.99 ID:r13qW8S50
~寮~

転校生「あんな人形、どこで手に入れたのさ」

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「このまえ散歩部と一緒に散歩に行ったら変な森についたんさね。そこで」

ありす「わたしと、おなじ、名前の、アリスさん、が、いました」

クレプリ「オレっちが動いてるのを見るや否や、対抗して向こうも大量の人形を動かしてきたからなぁ。他の連中は吃驚仰天だったさね」

転校生「そこで仲良くなってもらったんだ。しかし森に住んでる人形遣い、いったい何トロイドさんなんだ」

ありす「お茶、おいしかった、ぇす」

クレプリ「帰るときはなんか神社まで行ってたから帰ったけどなー。あの脇丸出しの巫女、冬とか寒そうさね」

転校生「脇丸出しの巫女って、そんな恰好した人がいるわけ・・・いたの?」

ゆかり(CV:中原麻衣)(オヤシロ様は、いるよ)

寧々(CV:田村ゆかり)(あとで激辛シュークリームでも・・・)

クレプリ「いたさね。あとなんか馬鹿っぽいのとかやけに白黒した魔法使いっぽいのとか」

ありす「おはなし、たのしかった、ぇす」

転校生「ありすが楽しかったならそれでいいか。よし、じゃあ今日はおされな喫茶店に連れてってあげちゃうぞー」

クレプリ「自分でおされって・・・いやまあ前にそんなこと言った気もするが、突然すぎやしねーか?」

転校生「千佳にいろいろ連れまわされたときに見つけたとこなんだ。静かだからありすも気に入ると思うよ」

ありす「・・・むぅ」

クレプリ「だからほかの女の話はするなとあれほど」

転校生「い、いやね、なんか自分の業績でもないのに自分がやったみたいに言うのは何とも気が引けて・・・」

ありす「・・・べ、べつのとこ、さがし、ましょう」

転校生「え、別のとこ?構わないけど・・・結構歩き回ることになると思うよ?」

ありす「だいじょうぶ、ぇす。転校生さんと、ぃっしょ、ぇすから」

ふたりは幸せな時間を過ごして終了

144: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:23:12.58 ID:r13qW8S50
~おまけ~

http://www.d9.dion.ne.jp/~ne1gi/bustcheck/cupchecker.html
バストカップ数測定スクリプトより

風紀委員をカップ数降順で

神凪怜(17)(Eカップ)

氷川紗妃(16)(Dカップ)

服部梓(14)(Cカップ)

水無月風子(16)(Bカップ)

冬樹イヴ(14)(Bカップ)

梓「神凪先輩が一番破廉恥な身体をしている件」

怜「な、なりたくてそうなったわけではない!」

風子「そして氷川が二番と。やっぱりむっつりは大きくなる傾向があるんですかね?」

氷川「誰がむっつりですか!」

イヴ(私まだ14歳。まだ成長の余地があるはず・・・)

ちなみに

冬樹イヴ (B:74 W:53 H:77 155cm 39Kg)

冬樹ノエル(B:76 W:55 H:75 155cm 42Kg)

ノエル「運動したあとってどうしてもたくさん食べちゃうんだよねー」

イヴ「お、お尻は私の方が!」

転校生「それを言われてどうしろと」

145: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:24:29.94 ID:r13qW8S50
身長ワースト3組

楠木ありす(13)(AA) 135cm

仲月さら(12)(A) 135㎝

東雲アイラ(312)(AAA)136㎝

さら「もっとおっきくなりたいですぅ」

ありす「・・・まだ・・・希望は・・・ぁります・・・」

アイラ「お主らが言ってものう・・・まあ、団栗の背比べじゃが」

146: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:25:15.07 ID:r13qW8S50
バストベスト3組

シャルロット・ディオール(19)(Hカップ B:98)

水瀬薫子(17)(Hカップ B:95)

生天目つかさ(18)(Fカップ B:94)

シャルロット「これが信仰の力です」

薫子「関係ないですわ」

つかさ「私のものには胸筋分が含まれているだろう。こんなものあてにならん。それに、邪魔なだけだ」

ありす「・・・」

さら「おっきぃですぅ・・・」

アイラ「くっ!」


チトセ「ふっ(笑)」(不明)(Eカップ)

転校生「ここまでのブーメランがいままでにあっただろうか」※朱鷺坂さんは魔法で自分の姿を変えています

147: 名無しさん 2016/05/08(日) 14:37:36.20 ID:r13qW8S50
今回はここまで。朱鷺坂さんの胸囲詐称っぷりはヤバいっすね。アイラちゃんもビックリの詐称っぷりです。
裏世界でありすとかさらとかまだ生きてるっぽいから、どんなふうに成長してるんだろ。さらちゃんはおっきくなれたのだろうか
楠木ありす(25)と仲月さら(24)、風槍ミナ(25)南条恋(25)・・・そして桃世もも(27)

no title

遊佐鳴子

no title

エレン・アメディック

no title

メアリー・ウィリアムズ

no title

我妻浅梨(男)

no title

兎ノ助(左の兎)

158: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:42:10.91 ID:Plv9Ly4b0





















朝比奈龍季「転校生」





















159: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:44:18.72 ID:Plv9Ly4b0
龍季「今日、さらと遊びに行くんだよな」

龍季「ああ。さらからシローを預かったんだ」

龍季「『今日は、転校生さんとでぇとするんですぅ!』って言ってたけど・・・手は出すなよ?」

龍季「いや、普段のお前を見てるとどうしてもそっちの気があるんじゃないかと」

龍季「冗談だよ。半分くらいは」

龍季「あ?そんなに心配なら一緒に来たらいい?」

龍季「はぁ、こりゃだめだな。女がわざわざ「デート」って単語を使った」

龍季「それは『誰にも邪魔されたくない』って言ってるのと同じだ」

龍季「だから、わざわざシローを俺に預けたんだ。女らしくない俺が言うのもおかしな話だけどよ」

龍季「・・・次にお前は、『龍季だって十分女らしいよ。犬をかわいがってる姿とか』と言う」

龍季「どうだ。一言一句そのままだぜ。お前の口説き文句ぐらい読めてんだよ」

龍季「『そこまで自分のことを考えてくれてうれしい』だぁ?」

龍季「・・・おまえってほんとポジティブだよな。そんなんだから周りのやつらに狙われるんだよ」

龍季「つーわけだから。さらのこと、泣かせんなよ」

160: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:45:22.30 ID:Plv9Ly4b0
 

















ノエル「お義兄さん」





















 

161: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:47:34.18 ID:Plv9Ly4b0
ノエル「やーやー、元気ー?みんなのサポ役、ノエルちゃんだよー!」

ノエル「で・も、今日お義兄さんのサポはできないんだよねー。残念だなー」

ノエル「さらちゃんとデートするんでしょ?聞いてるよ。あ、次はあたしだから」

ノエル「さらちゃんが今日デートしてー、明日はあたしとデートしてー、その次は秋穂ちゃんとデートしてー」

ノエル「ロリコンって言われても仕方ないよね!」

ノエル「え?さらちゃんに?言ったよー。何か違ってたかな?」

ノエル「いひゃいいひゃい!ほっへひっはらはいへー!」

ノエル「もう!ノエルちゃんのもちもちほっぺがほんとにおもちみたいに伸びちゃうとこだったじゃんか!」

ノエル「もう、これはお義兄さんに責任とってもらうしかないね!」

ノエル「責任とって、明日のデートはいっぱい楽しませてもらうから!」

ノエル「それじゃーね!さらちゃんによっろしくぅ☆☆★」

162: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:48:57.51 ID:Plv9Ly4b0
さら「転校生さん!こんにちはぁ!」

さら「えへへ、今日は『でーと』ですね!楽しみにしてました!」

さら「え、いつもより元気がないですか?」

さら「実は、楽しみすぎて、ちょっとだけ眠れなかったんですぅ」

さら「でも、だいじょうぶです!転校生さんと遊ぶ元気は残ってますから!」

さら「あっ!今日はシローはいないんです。龍季さんから聞きましたか?」

さら「ですから、今日はわたしがシローのかわりに、転校生さんのわんちゃんになるんですよぉ!」

さら「えっと、さらは、転校生さんにちゅーじつなめすいぬになります!」

さら「えっ!だれから教えてもらったんだ、ですか?律っちゃんさんですぅ!」

さら「これも、あんまり外で使っちゃいけないんですか?」

さら「でもでも、ろりこんはいい意味でした!」

さら「ちっちゃい女の子を好きな人なんですよね?私はちっちゃいから、転校生さんがろりこんさんでよかったですぅ」

さら「ありすちゃんもちっちゃいですねぇ。身長いっしょなんですよぉ!あ、でもでも、おむねやおしりはわたしのほうがおっきいですぅ!」

さら「わたしが上から67-50-70で、ありすちゃんは上から62-45-64ですから!」

さら「おさんぽいっぱいしてると、きんにくがつくからおしりとかが大きくなるんだってゆかりさんがいってました!」

さら「転校生さんは、おっきいおむねとおしりの方が好きですか?」

ヒソヒソ
アンナチッチャイコヲ
アレハサラチャン
チクワダイミョウジン
ツウホウシタホウガ
ダレダイマノ

さら「え、移動ですか?わかりましたぁ!わんわん!」

163: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:49:52.78 ID:Plv9Ly4b0
さら「えへへ、転校生さんといっしょに歩いてると、おむねがポカポカするんですぅ」

さら「秋穂ちゃんやノエルちゃんもそうだっていってましたぁ。きっと龍季さんや春乃さんもですねぇ」

さら「違うと思いますか?でも、いっしょにいると楽しいですよ?」

さら「転校生さんはみりょくてきですから。みんなみんな、いっしょにいるだけでしあわせなんです」

さら「ふたりっきりだと、いつもよりもっともっとポカポカするんです」

さら「わたしも、ほかの人も、転校生さんがだいすきなんですよぉ」

さら「転校生さん?・・・お顔が真っ赤ですよ?も、もしかして風邪ですか!?」

さら「は、恥ずかしかっただけ、ですかぁ。えへへ、なんだかかわいいですねぇ」

さら「たべたいもの、ですかぁ?えっとぉ、ハニートーストが食べたいですぅ!」

さら「はい!それじゃあ、前と同じとこに行きましょぉ!」

164: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:51:39.26 ID:Plv9Ly4b0
~ハニトーだす店~

ヒッキー!コレ!コレタベヨ!
ドウシタ、バカッポイゾ
バカユーナシ!

千佳「ん?ういっす、転校生。なにやってんの?」

律「ういーっす。お、さらもいっしょか」

さら「・・・」

律「ん?どうした、さら?元気ないぞ?」

さら「ぐるるるるる・・・」

千佳「えっ?」

さら「わんっ!わんっ!」

千佳「ちょっとちょっと!どうしたのよ!?」

さら「わんっ!ぐぁう!」

律「転校生!おまえさらになんかしたのか!?」

さら「ぐるるるる・・・・」

千佳「これ、マジでヤバいんじゃない?」

律「ん?転校生、さら、ふたりで・・・そうか!わかった!」

千佳「な、なんだって!?」

律「さらは転校生とふたりで、強調すると「ふたりきり」で遊びに来てるんだ。これが何を指し示すか、わかるな、千佳」

千佳「はぁ!?ただ遊びに来てるだけでしょ!?」

律「・・・はぁ、これだからヴァージンは」

さら「ばぅっ!ばぅっ!」

千佳「しょ、しょしょしょ処女じゃねーし!・・・え、あんたまさか・・・さ、先に彼氏作ったりしてないわよね!ねぇ!」

律「あたしは処女膜から声を出す必要性があるからなー」

千佳「アイドルか!」

律「まあ、彼氏がいたことなくて女と男の何たるやを知らない千佳に説明するとだなぁ」

千佳「その言い方はむかつくけどよろしく」

律「要約すると「デートの邪魔すんな年齢=彼氏無し女」ってとこだな」

千佳「言い方!」

さら「わうっ!」

律「つーわけで、お邪魔虫は去るとするか。あたしは、石の海から自由になるんだ」

千佳「あー、はいはい。ごめんね、さらちゃん。デートの邪魔しちゃって」

さら「わふっ!」

律「あたしは、星の光を見ていたい」

千佳「星が見たかったら天文部にでも入れば?それじゃ、さらちゃん、転校生、またね」

165: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:53:50.92 ID:Plv9Ly4b0
さら「転校生さん、でーと中はほかの女の人に構っちゃダメなんですぅ!」

さら「もう、こんかいはゆるしてあげますけど、もうしちゃだめですからね!」

ナデナデ

さら「えへへ、転校生さんのなでなで気持ちいいですぅ」

さら「・・・!」

智花「こんにちは、転校生さん!偶然ですね!」

怜「こんにちは。・・・智花、それ以上近づくな。お前はまだ接触禁止が解かれていないんだ」

智花「あっ、えっと、えへへ・・・」

さら「わんっ!わんっ!わんっ!」

怜「ど、どうした、仲月?まるで犬のように・・・」

智花「むむっ!」

さら「がぅっ!ばぅっ!ぐぁう!」

怜「と、智花、仲月がおかしくなってしまった。どうしたら・・・」

さら「がうがう!」

智花「・・・怜ちゃん、行きましょう」

怜「え、でも・・・」

智花「ああ、怜ちゃんはまだこっち側に来てないから、わからないんですね」

怜「え?」

さら「ぐるるるる・・・・」

智花「なんでもありません。ごめんなさい、デートのお邪魔しちゃって。それじゃあ、さらちゃん、転校生さん、さようなら」

怜「お、おい!ちょっと智花!転校生、仲月、邪魔したな」

さら「わふっ!」

怜(ん?デート?・・・やっぱりロリコンじゃないか!)

166: 名無しさん 2016/05/09(月) 22:59:42.85 ID:Plv9Ly4b0
さら「転校生さん、私、欲しいものがあるんですぅ」

さら「ちょっと、わたしのおこづかいだけじゃ足りなくて・・・」

さら「買って、くれませんか?」

さら「ありがとうございますぅ!えっとですね、首輪が欲しいんですぅ」

さら「えっと、シローのじゃなくですね、わたしがつけるのをです」

さら「チョーカー、ですか?違います」

さら「首輪ですよぉ。わたしが、転校生さんの雌犬だっていうあかしです」

さら「転校生さん?どうしました?・・・これは、だれにも何も言われてませんよ」

さら「わたしが、欲しいと思ったんです。だって、みんなわたしのごしゅじんさまにちかづこうとするから」

さら「ご主人様のための、番犬がいなきゃいけないですよね?」

さら「・・・転校生さん、どうして、そんな顔するんですかぁ?」

さら「どうして、ちょっとずつ離れていくんですかぁ?」

167: 名無しさん 2016/05/09(月) 23:00:29.68 ID:Plv9Ly4b0
 




















さら「もしかして、わたしのこと嫌いになっちゃいました?」





















 

168: 名無しさん 2016/05/09(月) 23:02:44.36 ID:Plv9Ly4b0
さら「ちがうんですねぇ。よかったですぅ」

さら「だったら、しょうこが欲しいです」

さら「わたしが、ご主人様の、愛犬だっていうしょうこ」

さら「わたしが、ご主人様だけの犬だっていう証拠」

さら「それ、風紀委員さんを呼ぶ機械ですよね。知ってます」

さら「でもですね、わたし、こんなもの持ってるんです。見たことありますよね?防犯ブザー」

さら「転校生さん、ここの街で、こんなもの使われたら、困っちゃいますよね?」

さら「知ってますよぉ。今、風紀委員さんたちはすっごくすっごく忙しくて、みんな来れないんですぅ」

さら「だから、それを押しても、来るのに時間がかかっちゃいますねぇ」

さら「転校生さん、おまわりさんが来たら、困っちゃいますよねぇ」

さら「じゃあ、転校生さん」

169: 名無しさん 2016/05/09(月) 23:03:18.56 ID:Plv9Ly4b0
 


















さら「わたしの、ごしゅじんさまになってください」
























 

170: 名無しさん 2016/05/09(月) 23:08:12.44 ID:Plv9Ly4b0
~精鋭部隊詰所~

月詠「まさかさらが、ねぇ」

焔「人間何が起こるかわからねぇもんだな」

エレン「それもまた人間だ。未来予知など西原ぐらいにしかできんさ」

月詠「たまたま近くを通ったありすが狂った姫様で防犯ブザーを奪ってくれなきゃ、今頃あんた塀の向こうよ?」

焔「初犯になるからそれはないんじゃないか?」

メアリー「んで?今回はなんだって?・・・はぁ?Doggyだったぁ?会う女会う女に威嚇して、首輪をよこせと脅してきた・・・わけわかんねぇな」

浅梨「あ、でもでも、好きな人に忠誠を誓いたいとか、そういう気持ちはわかるきはしますね。だって、どんなときでもずっと一緒にいたいですから」

月詠「あんたは勝手にどこかに行くけどね」

メアリー「とりあえず海を越えるのをやめるところからだな」

エレン「あと、ロッカーは異次元への入り口じゃないからな。頼むからロッカーを使って移動をしてくれるな」

浅梨「えー」

焔「・・・風紀委員長から連絡が来た。仲月はしばらく矯正のためにシャルロットと一緒に過ごすらしい。愛のなんたるか、忠誠とはなにかをきっちり教えるらしい

焔「本当は、忠誠については月宮に頼みたかったらしいが、今は塀の向こう(懲罰房)だからな」

エレン「起きてしまったことは仕方がない。大事なことは、次に生かすことだ」

メアリー「んじゃ、アタイが送ってってやるよ。感謝しろよ?」

171: 名無しさん 2016/05/09(月) 23:12:35.81 ID:Plv9Ly4b0
~寮~

クレイジープリンセス(以降クレプリ)「どうだ!少年!今日はオレっちの大活躍だぜ!」

転校生「助かったよ。この国で国家権力程怖いものはないからね。『霧の護り手』よりも『ライ魔法師団』よりも『ノーマル・マンズ』よりも怖い一番のテロリストになりうるからね。ほんと怖い」

ありす「さらちゃん・・・」

クレプリ「あー、そうだよな。仲の良い友達があんなことになっちまったもんな。そりゃ哀しいさね」

転校生「大丈夫だよ。シャルロットなら、どうにかしてくれるさ。シャルロットといえば、卯衣のことも任せてたみたいだけど、どうなったんだろう?」

クレプリ「そうなのか?まあ、あのシスターなら安心さね」

ありす「・・・」

転校生「ど、どうしよう。ありすが、ずっと空を眺めたまんま動かない」

クレプリ「お、落ち着くんだ、少年!グリモア生徒はうろたえないッ!」

ありす(さらちゃん。本当に大事な人と一緒にいたいなら、脅すなんてことしちゃだめなんだよ?それに、それを使ったらその人と離れ離れになるようなもので、脅しちゃダメなんだよ?本当に使っちゃったら、転校生さんが自分から鳴らしに行ったら、さらちゃんは転校生さんと離れ離れになっちゃうんだよ?・・・ちゃんと反省してね)

転校生「ありすー、僕のありすー」

ありす「・・・」

転校生「りすりすー、りすっちー、アリー、エリー、エルシー・・・返事がない、ただのありすのようだ」

クレプリ「その呼び方の種類はなんなんさね」

転校生「萌木からもらった『英語固有名詞語源小辞典』に乗ってたやつとかから。ありすー、いちごパスタ食べるー?」

クレプリ「ちょっと待て、そのゲテモノっぽいものをかぁいいありすの食べさせるきかね?それはいただけないさね」

転校生「でもあれだよ、クール・タチバナさんはこれを得意料理にしてるって噂が・・・」

クレプリ「それはありす違いさね」

ありす「・・・食べます」

転校生「マジで!?」

クレプリ「自分で用意しといていうセリフじゃないさね」

転校生「いや、一応自分でも食べれるように麺から手作りしたスイーツ・パスタだけどさ」

クレプリ「なんだかんだでなんでもするよな、少年。マジで多趣味さね」

転校生「器用貧乏が売りなんで(ただし魔法を除く)」

ありす「転校生さんが、作ったもの、たべたい、です」

転校生「よし、ちょっと待ってろ、最高のいちごパスタを食べさせてやる」

ありす「楽しみに、してます」

ふたりはいちごパスタで胸焼けして終了

173: 名無しさん 2016/05/09(月) 23:31:17.17 ID:Plv9Ly4b0
今回はここまで。シローは龍季さんがしばらく面倒みてくれてます。でもさらとしばらく会えなくて龍季さん的には嬉しいやら寂しいやら。
ありすちゃんの魔法はうまく使えば強いと思うんだ。人形の性能次第でどこまでも戦えるし、割と応用がきくと思う。人型デクとか操れないのかな。
さらちゃんが満足するまで餌付けしたい(健全)

no title

朝比奈龍季

no title

間宮千佳

no title

音無律