1: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:26:51.42 ID:58p570zp0
このスレはAndroid/IOSアプリ【グリモア~私立グリモワール魔法学園~】のssです。
今回は以下の要素を含みます。
・みんな仲良し
・キャラ崩壊注意
・ありすありあり(合言葉)

前作はこちら↓
【グリモア】氷川紗妃「転校生さんが記憶喪失!?」【私立グリモワール魔法学園】

結希「出来たわ、転校生君」

【グリモア】立華卯衣「転校生くんと同棲する」【私立グリモワール魔法学園】

【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】(1~6の1)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469708811

引用元: ・【グリモア】守谷月詠「転校生をギャフンと言わせてやるんだから!」

2: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:27:50.26 ID:58p570zp0
月詠「最近、あいつに全然勝ててない・・・」

焔「そもそもなんかで勝ったことあるのか?」

月詠「うっさいわね!最初の方は勝ってたわよ!対抗戦とかで!」

浅梨「新人相手にいい気になっていたらいつの間にか新人の方が優秀になっていたパターンですね」

月詠「違うの!ツクの方が優秀なの!だから、それを証明するためにも転校生に勝たなきゃいけないんだから!」

焔「お前が負けた時点でそれは証明されたんじゃないか?」

月詠「違うわよ!まだ負けてないもん!」

浅梨「こういうところ、お二人ってそっくりですね」

焔「はぁ?あたしが?」

月詠「そういや、メアリー相手にポーカーで負けまくってたのよね、アンタ」プークスクス

焔「違う!あれはアタシが負けを認めていないから負けていない!まだ勝負はついてない!」

浅梨(やっぱり似てるなぁ・・・)

3: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:28:27.73 ID:58p570zp0
月詠「でもね、最近気づいたことがあるのよ」

焔「自分の無能っぷりにか?」

浅梨「自分の知識の浅さにですか?」

月詠「あんたらってツクのこと嫌いなの?・・・ってそれはいいのよ!」

焔「メンタル強いなぁ・・・」

浅梨「叩き折りたくなりますね」

月詠「ツク、実は体力勝負じゃあ転校生に勝てないんじゃないかって思ってね」

焔「え、気付くの遅くねーか?」

浅梨「しっ、守谷先輩は現実を認識できないんだから言っちゃだめですよ!」

焔「そっか、すまん。今アタシは何も言わなかった。それでいいな?」

月詠「うん、あんたらやっぱりツクのこと嫌いでしょ」

4: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:29:18.21 ID:58p570zp0
月詠「まあ、それは置いといてよ。ツクは思ったの。身体で勝てないなら頭で勝てばいいじゃない」

焔「魔法で勝負してみろよ。確実に勝てるぞ」

浅梨「この学園で先輩に魔法を使って負ける人なんているはずないですもんね!」

月詠「そう思ってたら初音が本気腕相撲で負けてたわよ」

焔「え?」

月詠「強化魔法使ったのに負けたのよ、転校生に」

焔「・・・嘘だよな?」

浅梨「あっ、そういえば右手に包帯巻いてるの見かけました。中二病じゃなかったんですね」

月詠「思いっきり机にたたきつけられたときに骨が折れたんだって」

焔「・・・ま、まあ、神宮寺は体格的に劣ってるしな(震え声)」

月詠「あと、この前生天目つかさとか武田虎千代と組手してたわね」

焔「マジでなんなんだよあいつ」

6: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:30:13.67 ID:58p570zp0
焔「んで、どうするんだ?」

月詠「ふっふっふ、実はね、昨日徹夜でこれを作ったのよ!」

浅梨「トランプ・・・ですか?」

焔「まさか、イカサマトランプじゃないだろうな」

月詠「あら、よくわかったわね」

焔「マジかおまえ。最低だな」

浅梨「もう誇りもくそもないですね」

月詠「あいつだってたぶんズルしてるしいいのよ」

焔「そ、そうなのか?」

浅梨「妄想力逞しいですね」

7: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:31:10.44 ID:58p570zp0
月詠「んで、これが詳しい詳細だから、1時間で覚えてね」

焔「え?アタシもやんの?」

浅梨「何も知らぬ無知なる者を自分の利益だけのために利用する吐き気を催す邪悪ですね」

焔「お前ってときどきかなり辛辣だよな」

月詠「勝てたらお互いに何でも言うこと聞く約束だけど」

浅梨「もう、何してるんですか!早く覚えてください!」

焔「この熱い手のひら返し」

8: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:32:40.08 ID:58p570zp0
 













ありす「いちじか・・・ちました」

















 

9: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:33:35.12 ID:58p570zp0
月詠「さあ、来たわね、転校生。今日はジジ抜きで勝負よ!」

転校生「はぁ、わかったよ。んじゃ、賭けるのはいつもの?」

月詠「そう・・・ツク自身の魂!」

焔「悪魔のゲームかよ」

浅梨「今日は私たちも参加しますね。先輩、お手柔らかにお願いします」

転校生「こちらこそ・・・っと言いたいところだけど、この場合罰ゲームはどうなるの?」

月詠「一番がその他に好きなことをやらせるでいいでしょ」

転校生「オーケー。それじゃあ、デュエル・スタートだ!」

焔「ノリノリだな」

転校生「僕の魂を賭けよう!」

浅梨「本当ですか!?」

焔「食いつきすぎだろ」

10: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:34:24.59 ID:58p570zp0
転校生(さて、違和感がある。もちろんこの勝負に、だ)

ツク「んー、これ?やった!」

浅梨「えっとじゃあ、これですね」

焔「ん。転校生、引かせろよ」

転校生「ん?ああ、ごめんごめん。どうぞ」

焔「ほいっと。もうすぐでアガリだな」

転校生(やっぱり変だ。こんなにホイホイとカードを捨てられるわけがない)

転校生(もしかして、イカサマとか、してたりするのかな?)

転校生(ちょっとカマかけてみるか)

11: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:35:02.33 ID:58p570zp0
転校生「ねえ、突然だけどさぁ」

月詠「何?今更罰ゲームは嫌とかなしよ?」

転校生「いや、それは言わないけど」

月詠「じゃあなに?」

転校生「・・・イカサマ」

月詠「!!!!!!」ドキッ

転校生「とかしてないよね?」

月詠「な、なによ!そ、そそそんなのしてるわけないじゃない!」

浅梨「そ、そそそそうですよ!」

焔「い、イカサマなんかしたって楽しくないだろ?」

転校生(わかりやす!)

12: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:36:09.46 ID:58p570zp0
転校生「いやぁ、ごめんごめん、ちょっと気になっただけだよ」

月詠「もう、びっくりさせないでよね」

転校生(このセリフは自白してるようなもんだけどなぁ)

焔「さあ、続けようぜ」

転校生「たとえば、例えばの話だ」

転校生「もしイカサマなんて卑怯なことしてるってわかったら・・・」

浅梨「わかったら?」

転校生「ちょーっと、いや、かなりイラッと来るからね」

浅梨「ひっ!」

転校生「そんな悪い子にはオシオキとか、したくなるなぁ・・・」

焔(こいつのオシオキとか、マジで怖ぇんだけど)

月詠(こ、殺される・・・バレたら殺される・・・)

13: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:36:47.55 ID:58p570zp0
転校生「まあ、まさか清廉潔白正々堂々純情無垢な月詠達がイカサマなんてしてるはずないよね」

月詠「そ、そそそそうよ!そんなはずないじゃない!」

転校生「例えば、このトランプの裏の柄がカードごとに微妙に違っているとか」

浅梨「!!」

転校生「マークと数字によってその柄を決めているとか」

焔「!!」

転校生「それを3人ともわかっていて僕を嵌めようとしているとか」

月詠「!!」

転校生(反応しすぎだよ)

14: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:37:44.63 ID:58p570zp0
転校生「・・・ところで、あそこにある紙なんだけど」

月詠「え、な、ななななんでもないわよ!?ね、ねぇ!別にみんなで見たとかないわよね!」

焔「あ、ああ!なんでもないぞ!決してイカサマの準備とかじゃないからな!」

浅梨「あ、あの紙に法則性とか書いてないですからね!」

転校生「うん、まだ何も言ってないんだけどね」

月詠「・・・あっ」

焔「終わった・・・アタシの人生・・・」

浅梨「お姉ちゃん、先立つ不孝をお許しください・・・」

転校生「僕をなんだと思ってるの?」

15: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:38:19.09 ID:58p570zp0
~勝負終了~

転校生「へぇ、こんなのよく考えるもんだ」

月詠「て、転校生・・・着替えてきたわよ」

転校生「おー、似合ってる似合ってる」

焔「な、何だよこの格好・・・鬼?」

浅梨「どうですか?先輩。かわいいですか?」

転校生「うんうん、眼福眼福」

月詠「そ、それで何をさせる気なの!?ま、まさか・・・だ、ダメ!心の準備が!」

転校生「何を想像してるのかな?」

浅梨「ついに、先輩に操をささげるときが来たんですね!」

転校生「まだ何も言ってないだろ」

焔「くっ、殺せ!」

転校生「焔はそれでいいの?」

16: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:39:23.05 ID:58p570zp0
月詠「そ、その、ちゃんと、やるならベッドの上で優しく・・・」

転校生「そうだね。最後に保健室に行くのでいいよね」

浅梨「ほ、保健室でですか!?背徳的で・・・素敵です・・・」

転校生「そっか。だってさ、卯衣。楽しんでね」

卯衣「ありがとう、転校生くん」

月詠「えっ?」

焔「えっ?」

浅梨「えっ?」

卯衣「?」

17: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:41:00.37 ID:58p570zp0
卯衣「東雲さんには逃げられたし、ちゃんとした豆まきをやってみたかったのよ」

焔「え?なに?何するって?豆まき?」

月詠「そ、そっか。だからこの格好なのね。いいわ、相手してあげ」

ヒュッ

月詠「ようじゃ・・・な・・・」

ズドン

焔「な、なぁ・・・後ろの壁に、めり込んでないか?」

月詠「ま、豆が壁にめり込むわけないじゃない・・・そうよね、あさ・・・いない!?」

焔「あいつ!一人で先に逃げやがったな!」

月詠「ちょっ、ツクをおいてかないでよ!」

転校生「鬼ごっこと豆まきを同時にか。まあ、そうなるよね」

卯衣「この場合、私が鬼なの?鬼なのに豆を投げるの?」

転校生「そのあたりは気にしなくていいんじゃないかな」

卯衣「そう。それじゃあ、行ってくるわ」

転校生「僕はプールでありすと戯れてるから魔力が少なくなったら来てね」

卯衣「わかったわ。いってきます」

月詠「ちょ、まっ、こ、来ないでーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」

完!

18: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:43:06.28 ID:58p570zp0
おまけ

転校生「といやっ」

バシャッ

ありす「わぷっ」

ありす「ぉ、ぉかぇし・・・ぇす!」

パシャッ

転校生「うわっ!結構来た!一生懸命やるありすかわいい!」

ありす「えぃっ!えぃっ!」パシャッパシャッ

転校生「ちょ、ま、あり、すと、いき、できな」

ありす「えぃゃ!」パシャッ

転校生「ぐほっ、は、鼻に入った!超いてぇ!」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・」ブクブクブク

転校生「ちょ、ありす!疲れたからって沈むな!沈んだら死ぬぞ!ありす!」

ありす「・・・」ブクブクブク

転校生「せいやっ!ありす救出!」

ありす「ふぅ・・・たすかり、ぁした」

転校生「はぁ、危ないなぁ・・・もうちょっと浅いとこまで行こうか」

ありす「だい、じょぶ・・・ぇす」

転校生「でも、危ないよ?」

ギュッ

ありす「転校生さんに、掴まり・・・す」

転校生(水着だから!感触が!感触が!・・・ないな)

ありす「・・・」ギュッ

転校生(抱き着きと言えば、この前のミナはヤバかったなぁ・・・あれでありすと同い年とは思えないよ)

ありす「・・・」

ギュゥゥゥゥゥゥゥ

転校生「そんなにしがみつかなくても大丈夫だよ?」

ありす「むぅ・・・」

ありす(わたしだって、少しはあるもん・・・)

19: 名無しさん 2016/07/28(木) 21:45:38.86 ID:58p570zp0
ここまで!パッと書いてパッと終わる、短編でした!
明日は
冬樹ノエル「いい子なんだけどなぁ」
でお送りします。
それでは、また次回。
ありすありあり(合言葉)